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ローカルブルース

今朝、所用にて
町内の公民館へ行き
「おはようございます」
奥から返事がして、ドアが開いた
一目で分かった
「赤野のにいちゃん」
私が当時7歳位迄住んでた風呂無し2Kのアパートの大家さんの息子。そこに親子6人で住んでた。昔から居る地元の人で、40年以上振りに「赤野のにいちゃんやろ?」と話すと「誰ね?」「よしおよヨシオ!地下道の上のアパート住んでた」「お!お前ね、歳とったのぉ50位か?」「52、にいちゃん幾つなった?「70よ」
えーーー!ぜーんぜん見えんよ!
「俺、パーやけんの」
よかった
「何で?」
パーが
俺だけやなかったけん
「バカやのお前」
いやいやパーやけん
いつも通りね、
また来ます、これ、よろしくお願いします」と溜まった段ボールを倉庫に置いた。
そう、
その住んでたアパートの1階が銭湯、その横は地下道トンネルになってて、トンネルの中には所狭しと駄菓子、食料生活雑貨が並んでた。奥では漬物や味噌を作ってたから、くさかったけど、マーケット的な存在で
この辺りのコミュニティをカバーしてた。うちもそうだけど近隣は韓国人だった、かなりのゲトーだった、同世代の子供が多くて、年上の奴の、こすっ辛さによく泣かされた。鍛えられた。そんな思い出が瞬時に蘇ってきた、地下道の味噌の匂いまでもだ。最近の出来事はよく忘れたりするのに。三つ子の魂百までとはこの事。
自分のルーツを巡礼。
いつも思う、まさか自分が地元に戻ってくるなんて。出て行きゃ鉄砲玉だったから。
10代の頃は地元の人に
大変迷惑をかけた。
その想いもあり、今の自分ができる事で地元町内の役に立てたらと。ローカル、田舎に行けば行くほど、人との繋がりが濃くなる。知った顔ばかりだから、ちょいとした変化、例えば「髪を切ったね」とかそのレベルで話す。他所から来た人はすぐにわかる。私は見ての通りの個性とユニークさ、ジョークのひとつやふたつも会話に添える。真面目ぶりたい親父にとって私は気の置けない、腫れ物の様な存在。親父は、自分の思うように成らぬ私が気に入らない。歳取ればとるほど、頑なになっていき、他人の目を気にする。
誰かが私のことを話してたら、説教モードで電話してくる。聞いてみると、嫌な内容では無いのに本人は気に入らないらしい。
「噂や話題になるのは俺の作戦通りなんだよ、なぜなら個人事業者で商売をしてるからね、存在は目立つだろう、それを面白く思わない人もいるだろうが、俺は全く気にしない、なぜなら、良く思わない人が居たとしても、その人たちは俺の生活の面倒を見てくれる訳では無いからね、いつの時代も人は自由勝手に話すもんだよ、特に良くない噂や、人の不幸は好物なんだよ、蜜の味って言うだろ?良い噂は中々広がらないもんだけどさ、五体満足で元気ならばそれで良いじゃないか、人生の残り時間を、面白くない事を考えて無駄にしなさんな、わかった?」

「やっぱりお前おかしい」

そうね、
おかしくても
健気に生きとります

話題や噂になるのは生きてる証拠
私は
それが仕事に繋がってくれるのが望むところです

だから
お声掛けくださって仕事させてもらえる時は毎回、仕事の履歴書でありキャリアを作ってると心がけながら取り組んでますYO

商売なので
お金も大事だけど
それよりも
これから先の
未来に繋がる
「信」が付く関係性を
築いていけるように
意識してやっとります

引き続き
よろしくお願い致します🤙🤙✨✨❤️

ローカルブルース

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