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逗子葉山よむ料理店 第一巻

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逗子葉山の名店の想いが込められたあの一皿のレシピを読むことで、料理店を応援するプロジェクトです。料理店の記事を読んで誰かに伝えることで応援もできますし、レシピを買って金銭的にも応…
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2020年4月の記事一覧

【逗子葉山よむ料理店】#4 つく志の、街に愛され続けるアジフライ

逗子がまだ「逗子町」だった昭和26年、今と変わらぬ場所で暖簾を掲げた。 以来70年、4人の主人によって店は守られてきた。 いつの日も変わらず、美味しい料理とお酒を楽しめる場。 その存在が、この海街に暮らす人にとってどれだけ安心感をもたらし、日々の息抜きになってきたのだろう。 「今はお客さんと会えなくて素直にさみしい」と店主の藤枝浩司さん。 寂しげな表情と、優しそうな笑顔が印象に残った。 サンサンゴゴの佳織さんが紹介してくれたこのお店は、街に愛され続けている逗子の名店

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【逗子葉山よむ料理店】#3 サンサンゴゴの、沖縄のおばあの味クーブイリチーと肉味噌

「佳織さんのところはどうかしら」 そう言ってThe Gazeboの菜穂子さんは、逗子に沖縄のカルチャーを根付かせてくれている、あのお店を紹介してくれた。 逗子市の中心部から少し歩くと、海の気配を微かに感じるエリア。 老舗の自転車屋さんとお土産物屋さんに挟まれた場所にある、ガラス戸を引いた。 「珈琲だけれど、これでも飲んでね」 そう言って、マスクを取りキッチンから出てきてくれたオーナーの佳織さん。今月から始めたお弁当の準備が、ちょうど終わったところだった。 佳織さん

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【逗子葉山よむ料理店】#2 The Gazeboの、ハワイを感じるタコライス

葉山のメインストリートである海岸通りには、浜辺に近いこともあっていつも爽やかで心地よい風が吹く。その通りの中程で、高温の油と衣をまとった食材が織りなす心地よい音が、今日も響いている。 天井が高く、アメリカ西海岸にあるダイナーのような明るくリラックスした雰囲気の店内。大きなドアを目一杯開き、海の風を受けながら、店主の伸介さんと菜穂子さんご夫妻が温かく迎えてくれた。 「フィッシュ&チップス、ぜひ熱いうちに食べてみてくださいね」 この街では、2人によってまるで昔からソウルフー

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【逗子葉山よむ料理店】#1 AID.KITCHENの、セロリのサラダ豆腐シーザードレッシング

逗子駅から少し離れた池田通り商店街。春が来たというのに今年は人通りもまばらなこのローカルな通りを、海の風が通り抜けていく。 お店に入ると清々しい挨拶で迎えてくれるオーナーの郡山南さん。シェフの総平さんは大抵奥のキッチンで忙しそうにフライパンを振っているが、お客さんが来ると顔を上げ、ニコッと笑ってくれる。カメラを構えると、チャーミングにポーズを決めてくれた。 大きな窓から太陽の光がいっぱいに差し込む店内では、スパイスやハーブ、食材が混然一体となった何とも言えない香りが食欲を

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