【伊達ルネッサンス塾 第2期/第2回レポート】迷ってこそ見つかる、次への道

★2015/7/4(土)@七ヶ宿スキー場・レストハウスナッキー(七ヶ宿町)

海側の山元町から、一気に舞台は山側、七ヶ宿町へ!今回、塾生、聴講合わせて約30名がいにしえの街道に歩を進めました。果たして道の先に何か見えてくるでしょうか。

さて、今回の主なメニューです。
○ゲストトーク:佐藤恒平さん(地域振興サポート会社まよひが企画 代表)
○グループワーク~塾生マイプランの発表とフィードバック

■「地域づくり」は「不安づくり」から?

はじめに、今回の開催にご協力いただいた七ヶ宿町地域おこし協力隊の皆さんと「すみやのくらし」の佐藤円さんより、七ヶ宿町の紹介とそれぞれの取り組みについてのお話がありました。

そして、今回のゲスト・佐藤恒平さんのトーク。

山形県朝日町の非公式キャラクター「桃色ウサヒ」の中の人でもある佐藤さん。今回は、その「桃色ウサヒ」プロジェクトの話を中心に、立ち上げた会社のこと、そして自ら提唱する「非主流地域振興」についてお話しいただきました。

「桃色ウサヒ」は他のゆるキャラと違って無個性。「こんなキャラに任せて大丈夫か?」という町民の不安を逆手に取り、「自分たちがなんとかしなきゃ」という想いを持ってもらうことが大事とのこと。そこから「ウサヒにこんなことをさせたら面白そう」となり、町民たち自らがウサヒのプロデュースを行うようになりました。ウサヒは、 プロデュースの成功体験から町民の自信と誇りを生み出していくキャラクターとも言えます。「地域おこしのアイディアは地域の人もそこそこ持っていて、『こんな面白いことやりたいんだけど』と言えるのが正しい地域おこし」と話す佐藤さん。ウサヒに気軽に無理を言える雰囲気づくりもこの実践を後押ししているんだな~と感じました。

質疑の時間にはウサヒの過労死を心配する声もあがるほど、ウサヒの存在、活動、そしてそのベースにある考え方に参加者一同驚くばかりでした。

■「まよひが」から何を得るか。

後半はグループワーク。今回は3グループに分かれ、尾野さんと佐藤恒平さん、佐藤円さんがコメンテーターを務めました。塾生はそれぞれ2回ずつ発表を行い、1回目の発表・フィードバックを受けて微調整した上で2回目に挑みます。今回も、フィードバック(6分)で盛り上がって時間オーバーしてしまうグループが続出。塾生にとっては、新たな気づきを得て今後のプラン作りに向けて大いに参考になったと思います。

また、最後のクールでは発表者の空きが出たため、聴講での参加者2名が発表にチャレンジする一幕もありました。

全体のまとめでは、佐藤円さんより「今回参加して、自分が知りたいことややりたいことでつながっていなかったところがパツパツとつながった感じがする」。佐藤恒平さんからは「グループワークで5人の話を聞いて5個分のいい話がたまったと思う」と感想をいただきました。その上で会社名「まよひが」に触れ、「まよひが(迷家)には道に迷わないとたどり着けない、そしてそこから何かを盗んで無事に家にたどり着かないと幸せになれない。地域づくりも同じで、着いて満足でなく、何を得るかが大事」と締めくくりました。

伊達ルネッサンス塾もまだ前半戦。まだまだ迷って、迷い抜くことでプランが磨かれていきます。塾生の皆さん、プラン作りでつまってもめげず、少しずつでも前に進みましょう!

3回目はまたまた大移動! 8/8(土)、柴田町で開催です!!

【おまけ】

七ヶ宿在住、「すみやのくらし」の佐藤円さんからは、炭パウダーの入ったお菓子や、自家製乳酸菌ジュースを振舞っていただきました。

交流会には、ウサヒも来てくれました!

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