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「ロックとモード、そしてコンサバティブ」という成分表示

ふと思い至った。「ロックとモード、そしてコンサバティブの割合」なのだ、と。

最初このことに思い至ったのは、ヘアスタイルに望むテーマだったのだが、よくよく考えてみればそれはもちろん、ファッションにも該当した。さらに突き詰めていくと、もはやそれはもう生き方のテーマともいえるのではないか、と思うに至ったわけである。

そしてこの絶妙なバランス、配合比率が非常に自分にとっては重要で、おそらくは均等割りでもなく、かつ「ヘアスタイルの場合の配合比率」、「ファッションの場合」、そして「生き方の場合」それぞれで比率が変わることに気がついた。それにしてもくだらないことを考えているもんだと我ながら思うが、せっかくなので最後までおっかけておこうと思う。

「ヘアスタイル」でいうとコンサバティブ強めにモードをそこそこふりかけて、ロックはわずか0.5%程度で成立する。ときにモードとコンサバティブの比率は逆転するが、たいていそのラインで落ち着く。「ファッション」ともなればここに若干ロックの存在感を上げ、基本はコンサバティブ路線であると自認している。人からみてそれがコンサバティブかどうかは知らない。

一方で「生き方」において考えてみると、ぐっとモードの割合は激減し、代わりにロックが台頭する。コンサバティブも伴って減少し、あれれ、もしかしたら7~8割がロックかもしれぬ。断っておくと別にロッカーでもないし、聞く音楽がロック傾倒なのでもない。ゼロか100か、白か黒か、そういうLiving on the edge感が否定できない。破滅型というのだろうか…。そのくせに基本思想は結構保守であり、そこに時代の風というものを大切にしていることでモードが顔を出す。

面白いもので、生き方においてロック色が強いときはかなり意思決定が極端に走りがちで、それでそんなときのヘアスタイルの比率にもロック色が増すのだが、ファッションはモードよりになる。そして自分が一番しっくり落ち着くのはコンサバティブなのに、逆張りをしにいく傾向があるのだ。

「ロックとモード、そしてコンサバティブの割合」は、もしかしたら他の人であれば「ファンシーとガーリー、量産型」になるかもしれないし、「セレブとサーフ、ちょいワル」になるかもしれない。

でも結構この成分表示でその人を表現することができるような気がする。

photo by Rob Boudon



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