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東京の名もなき欠片

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世界中でもまったく異質で稀有な都市、東京の空気、色、乾いた感傷をつづります。~An unnamed piece of Tokyo~
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2020年3月の記事一覧

カラーが数える春

季節の変わり目に、その気分を象徴するような花を飾るのが好きだ。けれど今年は、毎年のように…

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ゆっくりとした変身

来客を知らせる受付からの連絡で迎えに急ぐと、事前に約束をしていたかつての同僚の姿を認めて…

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弥生三月さよならの月

「過ぎ去って ゆく者として抱かれおり 弥生三月 さよならの月」。かつて一世を風靡した俵万…

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水曜の夜の熱狂

水曜日とは、言わずもがなの「週の真ん中」であり折り返し地点だ。だからこそ水曜日の終業時と…

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Lost in Translation

細かいあらすじ以上に、あるシーンのある感覚にひどく同調してしまうことがある。何年時が経っ…

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