鬱だって、オシャレもしたいし恋もしたい#2
うつ病になって、1年目の春
祖父が死んだ。
大人になって初めて人の死のリアルを見た。
病院のベッドの周りで泣きすする声
看護師さんからの説明
納棺士さんの仕事
お坊さんのお経
どれもきっと私の死の際にも行われるであろう仕事。
それでもまだ死にたいという概念が頭の片隅に残っている。
私は新しいペンを買う際、それがなくなる日のことを考える。
新しく付き合う人も、いつか来る別れを。
そんな私だからこそ生きてるときには、
最後の瞬間をきっと考えてしまうのだろう。
自殺