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北海道出身の現役関取経験力士まとめ

大相撲七月場所(名古屋場所)が開催中です。
先日北海道の岩内町、共和町に足を運ぶ機会があったのだけれど、共和町にある「かかし古里館」に一山本を模した巨大かかしが展示されていました。※残念ながら他のことに気を取られていたため画像に納めることは完全に失念していた

一山本岩内町出身の大相撲力士で、2019年七月場所で十両に上がって関取となり、2021年の七月場所では新入幕を果たしている。自己最高位の東前頭13枚目で迎えた今場所は今日17日の中日を終えて6勝2敗と好調だ。

北海道出身というのは認識していたのだけど、このあたりの出身であることは「かかし古里館」で巨大かかしを見て初めて「そういえば一山本の出身地がどこの市町村なのかって知らなかったな」と思った次第。

ということで、2022年七月場所現在の北海道出身の大相撲の現役関取経験力士の出身地の自治体などをまとめてみました。※関取になった順

旭大星

旭川市出身。
旭大星託也(きょくたいせいたくや)。大島部屋所属。本名は大串拓也。
2014年の七月場所で新十両、2018年の五月場所で新入幕。
北海道出身の幕内力士は1998年五月場所の北勝鬨以来途切れていたが、それ以来の幕内力士ということでも話題になった。
NHKで解説をつとめている第52代横綱の北の富士勝昭旭川市を出身地としていたこともあり、同郷として応援する場面もたびたび見られた。
最高位は西前頭8枚目。新入幕の2018年五月場所に二桁10勝を挙げて敢闘賞を獲得している。怪我の影響もあって2022年七月場所現在三段目。

矢後

芽室町出身。
矢後太規(やごたかのり)。押尾川部屋所属(入門時から2022年一月場所までは尾車部屋)。本名同じ。その珍しい苗字を知らしめたいとの意向から初土俵以来本名を四股名として土俵に上がっている。
中央大学4年次の2016年に全日本相撲選手権大会で優勝してアマチュア横綱のタイトルを獲得。
幕下付出での初土俵となった2017年五月場所で5勝2敗、翌七月場所で幕下優勝。所要2場所の最速タイ記録で同年の九月場所に十両に昇進。2019年の一月場所で新入幕を果たした。好きな漫画は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。最高位は西前頭10枚目。2022年七月場所の番付は東十両12枚目。

※筆者は矢後が芽室町、中央大学出身というのは認識していましたが改めて経歴を確認すると法学部なのですね。中央大学法学部といえば全国の法学部の中でも名門です。

一山本

岩内町出身。
一山本大生(いちやまもとだいき)。放駒部屋所属(入門時から2021年十一月場所までは二所ノ関部屋)。本名は山本大生。
冒頭でも言及したように、筆者がこの記事を作るきっかけとなった力士。
大学は矢後と同じ中央大学で、相撲部に所属して活躍したが、卒業後は角界入りをせず北海道福島町役場で公務員となった。
日本相撲協会が定める新弟子検査の受検資格には「年齢が23歳未満」という規定があり、本来であれば大学を卒業した2016年10月に23歳となった時点で角界入りへの道は閉ざされていたのであるが、同年9月に「相撲などの競技で一定の実績があると理事会が承認した場合」という条件付きで年齢制限が25歳未満に緩和されたため、12月の新弟子検査で山本がその適用第1号となって角界入りを果たした。
2019年七月場所で十両に昇進。2021年七月場所には新入幕を果たしている。
2022年七月場所の番付は東前頭13枚目で、これが自己最高位。

北青鵬

札幌市出身。
北青鵬治(ほくせいほうおさむ)。宮城野部屋所属。本名はアリューナー・ダワーニンジ。
筆者が個人的に盲点だった力士。
生まれはモンゴルのウランバートルであるが、5歳の時に札幌に移住。入門時点で在留期間が10年を超えているため外国出身力士枠の対象にもなっておらず、札幌市東区を出身地としている。
小学校卒業後に鳥取に相撲留学、相撲の名門・鳥取城北高校に進学して力を磨いた。高校卒業後の2020年三月場所で初土俵を踏み、七月場所で序ノ口優勝、翌九月場所では序二段優勝、さらに十一月場所で三段目優勝と3場所連続で各段優勝を果たした。いずれも7戦全勝での優勝であったため序ノ口デビューから21連勝を記録。2021年七月場所で幕下優勝し、翌九月場所に新十両昇進。怪我などの影響により幕下に下がっていたが、この(2022年)七月場所で再び十両に昇進している。

最後に

この記事を作成するにあたって様々な発見があった。みなさんもそれぞれのご当地力士の活躍や背景に目を向けてみてはいかがだろうか。

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