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7年越しにゼノブレイドクロスにリベンジしたけどこのゲームイカレてる

 7年前……私はとあるゲームを購入した。
 そのゲームの名、『ゼノブレイドクロス』。

 小学一年生の頃、周りのみんながポケモンのプラチナとかを買っていた時に、何故かひとりだけ『スーパーロボット大戦W』をパケ買いしてしまった私が、中学二年生で周りのみんながスプラトゥーンを買っている時に勢いでこのゲームを買ってしまうのは自明の理であった。

 しかし、中学二年生だったか一年生だったかの私は何を血迷ったか、ドールライセンス取得までこのゲームを進めた上で「なんでドール取るためにイッセンテントウムシとギ・ドゥかぼちゃなんか採集しなきゃいけないの?めんどくさ……」と、平たく言えばこのゲームを「投げ」てしまったのだ! 何故だ! 何故なんだ私よ! サブクエ嫌いは中学の頃から変わらないな!?

見よ、このイッセンテントウムシとギ・ドウかぼちゃの採集で投げたことが分かりやすすぎる進行状況。

 4月から続いてきた『ゼノブレイド3』発売に向けてのゼノシリーズ行脚、そのラストを飾るのが中学生の私が投げ出したこの『ゼノブレイドクロス』。まさしく我がゲーム人生の清算! 貴様こそラストにふさわしい!!

 ……という訳で今回の『ゼノブレイドクロス』は「中学生の私が投げたデータの途中から再開してクリアする」という、ちょっと特殊な感じになってます。まぁ、たまにはいいでしょう?

 それではゼノシリーズ最後のタイトル、お楽しみいただければ。
 あっ、何気に『ゼノギアス』と『ゼノサーガ』の記事もこれのついでに見てくれたら嬉しいです。


どうかしてる


 約7年ぶりに開いたゼノブレイドクロス。「何をすればいいのか?」とか、「どういう操作だったっけ?」とか、問題は色々あるし、「そもそも一度やったことがあるゲームだから新鮮味がないかもしれない」という事実に気が付きそうになってしまったのですが…………………

 いや、どうかしてない?

 何これ? これが……Wii U!?!?!?!?!?

 7年前の私は中学生だったものですから、このゲームの凄まじさもイマイチ理解せぬまま「うわ~ゲームの進化ってすごいな~~~」くらいしか思っていませんでしたが……いや、どうかしてない??

 これと初代スプラトゥーンが一か月違い……???

 どこまでも続く惑星ミラの幻想的な風景。澤野弘之ミュージックと共にこの大地を駆け巡る衝撃は、7年ぶりに開いても色褪せることなくここに残り続けている。ヤバすぎ。


イカレてる


 7年前のお前の無念、晴らしたぞ!!!!!

 ドールライセンスを完走した感想ですが、7年経ってもロボット乗るために虫とカボチャ集めさせるのはどうかしてると思います。

 そして、ついに念願のドールへの搭乗! よくよく思い出してみれば、このゲームを購入したきっかけもダイレクトかなんかで見た「すごいマップをロボットで駆け巡れる」というあのロマンに魅せられたが故……だった気がします。

 アッ…アッ……最高………
 頭おかしくなっちゃう!!!

 いや特にこのファストトラベルしたら膝ついて待機してるの狂う!

 車両形態で路駐できるのも狂う!!

  お、おほっwww
  おほほほほほほほwwwwww


狂ってる


ドールの武装をフルで積むとデカすぎて画面の半分見えなくなるのもアホ

 もはや記事の体裁を成していない気がしてきましたが、実際ゼノブレイドクロスを遊ぶと「最高!」しか言えなくなるので、もう別にこんな長々と文章垂れ流す意味もないかと思われます。

 そもそもこのゲームがどうかしてしまっているので、こっちもどうかしてしまうことしかできない。シリーズ通して遊んで分かったことですが、ゼノギアス然り、ゼノサーガ然り、ゼノブレイド2然り、「このゲームは作っている途中でどうかしてしまったのかな?」と思わせるのがゼノシリーズは上手い気がします。

 え、シリーズ通して辿り着いた結論それ!?
 いやそうだろ! どうかしてるだろこのシリーズ!! なんやねんスクウェアとナムコと任天堂の3社跨いでシリーズ続けてるって!?

 狂ってる?それ、誉め言葉ね。

 好きな音楽 澤野弘之
 尊敬する人間 シタン・ウヅキ(ソイレントシステムはNO)

 なんつってる間に4時っすよ(笑)
 あ~あ、守護天使の辛いとこね、これ

 しかしそんなことを言っている内にゼノブレイドクロス最大のどうかしている要素、「ドールフライト」が解禁される。

 最初は人類の視点から、そして次は巨大ロボの視点から、最後は空中から惑星ミラの広大さをまじまじと見せつけられる。

  あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ヤバい。頭おかしなるでこんなん。

 岩田社長がデバックの費用を見て「なんですか、この数字は!」と叫んだのも納得のスケールの大きさ。「オーパーツ」という言葉は、もしかしたらゼノブレイドクロスのために生まれてきた言葉なのかもしれません。

岩田 マリオクラブのデバッグ見積もりを見たとき、
わたしは一瞬、身体が凍りつきましたから。

小島 でしょうね・・・。

岩田 「なんですか、この数字は!」
と、叫んだくらいですから(笑)。

社長が訊く『XenobladeX』


 少し真面目に考えると、「ゼノシリーズ」は常に「ロボット」を追い続けてきたタイトルだと思います。もちろん私個人の感想でしかないので、人それぞれに捉え方は違うと思いますし、モノリスソフトも別にそうは思ってないかもしれません。というかそもそも別に全部のタイトルでロボットがフィーチャーされてる訳でもないですし。

 しかし、やっぱり私にとって「ゼノシリーズ」とは、とにかく「ロボット」という名の「夢」を追い続けたシリーズだと思います。

 『ゼノギアス』の「ギア」、『ゼノサーガ』の「A.G.W.S.」「E.S.」、『ゼノブレイド』の「機神」、『ゼノブレイド2』の「アイオーン」……純然たるロボットだけでなく、「メカ少女」まで含めればKOS-MOSにハナJC、JK、JD……。

 とにかく「ゼノ」と言えばロボ。シリーズ1作目の『ゼノギアス』は特にその「ロボット×RPG」の傾向が強く、「ロボットに搭乗して戦うRPG」という点が色濃く強調されています。

 ギアに乗って3Dで描かれたマップを探索する、3Dで描かれたギア同士の戦闘……とにかく「俺はロボットアニメRPGが作りたいんや!」という情熱がゲームのありとあらゆるところから伝わってきます。

 そんな「ロボットに乗ったままフィールドを駆け巡りたい!」「ロボットに乗ったまま戦いたい!」「とにかくロボットでRPGをやりたい!」という思いがもう爆発寸前に詰め込まれているのが『ゼノブレイドクロス』。

 中学二年生の私があのままゼノブレイドクロスをクリアしていれば何とも思いませんでしたが、ゼノシリーズを一通り遊んだ今だからこそ、「このゲームはゼノシリーズが追いかけてきたものの一つの到達点でもある」と理解できました。

 特にドールフライトは、そんなゼノシリーズの「ロボット」に対する情熱が全て詰まった集大成。4月から7月までの3か月間でゼノギアス→ゼノサーガ→ゼノブレイドクロスの3作を短期間で遊んだからこそ、「ゼノギアスからここまで来たのか…!」という感動がありますし、何かちょっと泣きそうになります。

 まさにゼノブレイドクロスは「夢」の発現。「ロボットに乗って世界を駆け巡るRPGを作る!」と意気込んだシリーズがこの世界に顕現させたひとつの惑星。……中学生の俺、なんでこれ投げたん?

 ゼノブレイドクロスの良い所はドールフライトだけで永遠に遊べる所、ゼノブレイドクロスの悪い所はドールフライトだけで永遠に遊べるからゲームが進まない所。

 「なんぼなんでも要素が多すぎてよく分からん」とか「ドールの戦闘中に画面がコックピットに切り替わったらアーツ全回復の仕様が説明されないのおかしいやろ」とか無限に言いたいことはありますが、それがあったとしても、この「ドールに乗って惑星ミラを駆け巡る」という最高至極の体験だけで5兆円ぐらいお釣りが返ってくる。

 ゼノブレイドクロス、最高!!! 




𝐓𝐡𝐢𝐬 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐢𝐬 𝐧𝐞𝐯𝐞𝐫 𝐞𝐧𝐝𝐢𝐧𝐠…


 𝐓𝐡𝐢𝐬 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐢𝐬 𝐧𝐞𝐯𝐞𝐫 𝐞𝐧𝐝𝐢𝐧𝐠…。

 ????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

 モノリス、やったな?

 これ一応俺のシリーズプレイの最後なんですが!?

 ゼノギアスで「Disc2、嘘だよな……?」と衝撃を受け、ゼノサーガで「ちゃんとゼノギアスの反省を活かして分割できて偉いなぁ…」と感心して、ゼノブレイドクロスで「𝐓𝐡𝐢𝐬 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐢𝐬 𝐧𝐞𝐯𝐞𝐫 𝐞𝐧𝐝𝐢𝐧𝐠…。」の綺麗な3段オチが決まりましたね。ガハハ! ガハハちゃうわ!!

 ゼノブレイドクロス1作目のラスト……1作目って言わしてくれ! 「1作目」って言わなきゃ俺の気が済まないんだよ!!

 それは「これまでセントラルライフのデータベースからB.B.に意識が転送されていたと思っていたが、実はとっくにデータは破損していた。つまり、この惑星ミラにまだ謎は残されている……」というバリバリ続きやる気マンマンエンド。そして……2022年現在、未だゼノブレイドクロスに続報ナシ。

 うーん、ここもゼノギアスに原点回帰(笑)

 バカヤローーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

何気にこの真エルマさん、KOS-MOS ver.3にめちゃくちゃ似てると思うんですが、
ゼノ有識者の方的にはどうなんでしょう?

 そうだね。『ゼノブレイド3』も控えてるし、俺のゼノシリーズもまだまだ「𝐓𝐡𝐢𝐬 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐢𝐬 𝐧𝐞𝐯𝐞𝐫 𝐞𝐧𝐝𝐢𝐧𝐠…。」ってことですよね。はい???

 よし、よし分かった! Switchじゃなくていい! 次世代機でもいいから『ゼノブレイドクロス2』を……えっ、HD-2Dのゼノギアスで手を打つ…? しょ、しょうがないにゃあ……。これ以上適当なこと書くと近所のモノリスソフトから刺客が送られてきて玄関先で俳句読み上げられそうなのでやめよきます。

 ……とにかく『ゼノブレイドクロス2』、いつまでもお待ちしてますから! 

 最後の最後に𝐓𝐡𝐢𝐬 𝐬𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐢𝐬 𝐧𝐞𝐯𝐞𝐫 𝐞𝐧𝐝𝐢𝐧𝐠…したのでイマイチ実感がわきませんが、一応ゼノシリーズ全部やり切ったらしいです。もうシリーズ行脚やりすぎて感覚が麻痺してきたのかもしれません。とりあえず3ヶ月あればRPG5本やれるのはここにメモ代わりに残しときます。

 ゼノシリーズ、楽しかったです! もちろん『ゼノブレイド3』も楽しみ! そちらでもよろしくお願いします! むしろそっちが本番かな?


 ところで「刀ならグラナダ・GG」ってなんですか?

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