勉強は何のためにするものか?
結論から言うと、「自分のため」だという事ではいおしまい。と片付いてしまうのだが今回のnoteはその内容についてではない。
「頭の良さ」のマウントの話である。
僕の持論で言わせてもらうと『先進国(一応、事実上)である国だから成立する格差構造』なので少々滑稽に思えるのだ。
これがアフガニスタンで成立するだろうか。
「日本の話してるんだよ!」という声が聞こえなくもないが、大概「頭の良さ」のマウントの話となると「いい大学に入ってるか」というスタンスである場合が多い。
いい大学に行ったからと言って人生のすべてが決まる訳ではないのだが、履歴書に経歴として書かなくてはいけないから社会に出る時に必要なんだろうなぁ、なんとなく解るのだけれど。
自分的には『どの学校出たかではなくどんな事を学んできたか』だと思える。
ああ、「お前は何もわかってない」とか声が聞こえてきそうなんだけど、
本番は学校出てからですよと言っておこう。
勉強はやろうと思えばできる。問題は何を学びたいかなのだけど、大概「どの大学出てるか」のマウントを取る人ってそれが言えない人が多くないですか?(←偏見)
例えば僕は農業学を学びたいと思っているので農業技術検定が取りたいと思っている。あと運転免許も取りたい。これらは学校に入らなくてもできる事である。別に看護師になりたいわけではないから看護学校に入らなっただけだし。
あと、幾ら「大学を出た頭の良い人」だからと言って「良い人格」の持ち主とは限らない。例えば僕は「弁護士はただの法律オタクである」という認識が拭えない。申し訳無いけれど。知識や権威という武器を私利私欲で使おうという人間ばかり見てきているので信用ができないのだ。全員がそうだとは思わないけれども。
恐らく、ブラックジャックの医師免許不所持の設定はこの辺りを皮肉っているのだろうなと思う。あ、別に間黒男が人格が良いとは言ってないぞ。私利私欲のみで自分の知識を使ってるかどうかのお話。
結局の所、頭の良さ=良い人格ではないのでいい大学に行っている=凄い人でもない。
しかし、「いい大学マウント」っていうのはそんなに恐れ多いものなのだろうか。「女性は東大に行ってたとしても黙っていた方がいい」とかいう明らかな女性蔑視も存在している。それだけ男がマウントを取られると困るという事だからだ。
なんだか僕にとっては本当に別次元の話だなあ。実際に存在はしているんだけど。
いや待てよ、フェミニズムに関しても「知っている人と知らない人」の差でマウントを取られた事もあるから別次元の話でもないな。あと、趣味に関しても元夫に「○○を知ってる俺スゲー」をやられた事もある。あ、ぜんぜん別次元ではなかった。
知識は武器(防具的な)ではあるが、それによって人より優位に立つ事に何の意味もない事は気付けばわかる事なのだが。
なんだろう。自己肯定感の問題だろうか。だが結論を言うと
自己肯定感は知識では補えない。
「自己肯定感を高める」関連書籍や動画が結構出ているが、残念ながら自己肯定感は他人から享受するものではない。他人(からの承認欲求)に依存している事から抜け出せない限りは自己肯定感が安定する事はありえないと言っておく。
自己肯定感は自ら育む事の積み重ねで得られるものではないかと思う。
「頭の良さ」マウントを取る人にはこういう背景があるのだな、と知っておくと万が一取られても「すごいですね」の一言で済むのではないだろうか。
人間は「できる事がそれぞれ違う」生き物なので、こだわる必要も無いのではと思う。ちなみに僕は数学が本当に苦手で数字・計算が今でも苦手である、が反面物作りに対する情熱が凄い。こういうのを「特化型」(発達障害とも言う)と言うらしい。ポケモンでいう「せいかく」で偏りがある能力パラメーターだと言えばわかっていただけるだろうか?
こうやって競争に勝とうと思うだけが人生ではないと思えるのはもしかしたらこうやって落ち着いて自分を見つめる事ができるからではないのかと思うが、
競争ばっかりしてたら疲れませんか。
とも、僕は思う。
2021/08/25 ネオフラワーデモ茨木 よもぎもちNovo🍡
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