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プレゼン力は活動家を助ける...いや、ホント、確実に。

実は僕は「ビジネスプレゼンテーション基礎検定」の資格取得者である。だからと言ってプレゼンテーションがめちゃくちゃ上手いという訳では無いのだけれど、常々思っているのが「活動家にはプレゼンテーション能力がある程度必要なのではないか」という事。

結論から言うと、コミュニケーションスキルが無いと何を言っているのかさっぱりわからない。

1.市民団体所属時に思った事

とある市民団体に所属していたが、レジュメの作りでわかる所とわかりにくい所の差がありそのわからない部分を聞くだけでもタイムロスになってしまう事もあった。膨大な資料を本来なら休まなければいけない時間に制作しなければならないから、本当に大変だとは思うが情報が読み手に伝わらなければ努力が水の泡になってしまう。

確か「国際女性デー」の講演会の時のパワーポイントの印刷されたデータの資料が小さ過ぎて視力の良い僕にも読みにくくなっている事があった。白黒コピーだったから余計見にくかった。一旦印刷して見直す時間も無かったのかもしれないが。

2.読み手は信者ではない

あと、こんな事を言うとトランス活動家の悪いイメージになってしまうかもしれないが敢えて言うけれど、上田雅子のレジュメの作りが壊滅的な酷さだった。

「学習会」という名目だった筈なのにいきなりトランス差別問題と天皇制や家父長制に無理矢理関連付けている事。トランス女性=女性という定義が大前提で初めて見た人にとっては「なんのこっちゃ???」と思わざるを得ない内容。もはや学習ではなくただのスピーチ。

ルーリーファさんが犠牲になっているという声明文が同封されていたが、なんと改行がゼロで人に読ませる気が皆無というものも存在していた。改行する時間さえ無かったのか?

情報過多で息が詰まる。

いや...上田さん、京大の専攻なんだからそこはしっかり伝わるように作ろうよ。僕は上田雅子に対してぜんぜん良いイメージを持っていないが、真っ先にそっちの方を心配してしまったのだ。学生さんもそれで良いのかと。

内輪だけのサークル感覚になってないか?

人民新聞の関係者に上田雅子とはどのような繋がりがあるのか、と聞いたが「上田雅子さんは梅田解放区のデモに来ていて寄稿もして貰っている」との事で、上田雅子の言っている事が理解できるそうだ。ゴメンナサイ、僕はぜんぜんわかりませんでした。 外部の人間からはどう見えているのかの意識がまったくないのだろうな、という事だけは理解できた。

「...そっか、事業所のイベントでプレゼンやってた利用者さん無茶苦茶レベル高かったんやな....他の所のプレゼンなんてあまり考えずに遂行してたけど。」などと思っていたりもした。

いや違う、

活動家自体が「声を上げる事」に注力し過ぎてて自分の発言を客観視できていないのではないだろうか、と思ったのである。

よし、分析をしてみよう。

3.意味がわかる前提でレジュメを作らないで(プレゼン)

市民団体や国際女性デーの時はまだ理解しやすい作りにはなっていたが、上田雅子の時は何故こんなにも素人おいてけぼりの学習会になってしまったのか。

僕が思うに、意味が理解できる人間ばかりで作成するとこうなってしまうのではないのかと睨んでいる。

あと、天皇制や家父長制とトランス差別はまったく関係ない訳では無いが、そこは女性差別問題だろう。「トランス女性は女性」は素人には鈍器並みの知識であり、絶対に噛み砕けないのだ。わかる訳が無い。あと、ルーリーファさんの声明文は今回の学習会に直接関係性があったのだろうか、あるんだろうけど天皇制と家父長制とは関係無くね?だからオマケ扱いのようで敬意が感じられなかった。しかも改行ゼロでビッシリ文字の羅列で、タイピング練習のプリントかと思ってしまった。ダメだろ絶対。

僕は受け手が解りやすいように『1つのお皿に1つのお餅(伝えるべき事柄)』というようにビジネスプレゼンテーションで学んでいる。受け手は受け手のペースがある。1つのお皿に多種類のお餅を乗せても相手はどれを食べればいいのか解らず、最悪お餅を喉に詰まらせて理解(消化)する事ができないのだ。 

この「ワンイシュー」の大切さが解らずたまに「この問題はフェミは吠えないのかw」などと宣う奴が居るが、問題提起の観測者だって人間なのだからなかなか全部は見ていられないはずだ。

4.見やすい工夫を(プレゼン)

文面で注意するべきだなと感じるのが「同じ言葉や同じ意味が連なっていないか確かめる」のが大事だと感じる。

何故なら僕自身がそうだから。

書き込んだあとに「あーっっまた同じ言葉連なってるぅぅぅ💢」となる事が本当に多い。

履歴書の志望動機&自己PR文を書く時割と『これ面接の時に聞かれたら言えば良い』とか『だいたい伝わってる事だから省いても良い』という事が多かったりした。

▼伝えるには簡潔な文章が好ましい。

▼無駄な情報はなるべく省く。

▼難しい言葉は中訳を入れるか使わない。

それは面接だけでなく学習会(講演会)のレジュメ作成の時も変わらない。

相手に何かを要求する、学んで『貰う』事がプレゼンテーションだからである。

送り手も受け手も負担にならず対話する事が一番理想的で好ましい。

正直、レジュメはもう少し短くしてあとは補足的にトランスについての現状を話すべきではなかったのだろうか、と思う。

まあ、上田雅子自体が女性に対する殺害願望的なコメントをTwitterで公言してしまっているので元々一般人目当てでは無い学習会だったのだろう。だが、それでは未来への展望には繋がらない。

あと何故トランス当事者からも批判されているのかも、上田雅子は自戒するべき。

そして、活動されている方々はこのnoteを見て、是非とも今回の見解を参考にして頂きたい。

2021/08/23 ネオフラワーデモ茨木 よもぎもちNovo🍡

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