性被害ーのちに回復につながったこと、その2

yomogimoriya

2021年10月12日 18:30

その後、子どもたちの児童デイサービスで

子どもたちが被害にあいはじめた。

同じ歳の男の子に
お股を見せろ！パンツを脱げ！

などと強く脅される。

嫌だと、言ったら

先生に言いつけたらぶっ殺すぞ！と言うらしい。
（その男の子のうちもかなり色々あるようです）

それがひたすら続いた。

それを聞いた次の日はPTSDを起こして

また泣き叫び続けた。

もちろん、デイの先生にお話しして

うちの子を他の場所にずらしてもらえませんか？と
何度もお願いしたが

悲しいかな、その時の先生は

私が以前、怖すぎると言ってしまった人の仲良しで

私も恨まれているせいか、いつもおかしな対応をしてくる若い男性。

「イヤイヤ、ちゃんと対応しますので大丈夫ですよー。」

と、軽い感じで受け流してくる。

それでも、デイサービスは人手はいつも足りていないのは
よく知っている。

気をつけるなんて、できない状況がよくある。

何度も、何度もうちの子供たちは
脅され、端っこに連れて行かれ

同じようにされる。

その度に、私もパニックになって

意識がなくなるので
普通に考えることができなかった。

普通なら、パッと苦情申し立てるなり
裁判に持っていけるようなことだったと思う。

1年半も私も子どもも耐えて
子どもたちも怯えて、デイに行けなくなって来てしまい

やっと、上の人に勇気を出して連絡すると
一瞬で子どもたちのデイの場所を変えてくれた。

大きな施設で場所がいくつもあったのだ。

この施設で、何か上にちくってしまえば
前のようにシカトされたり
いじめがはじまる。

そう思って、なかなか踏み出せなかったものある。

その時は、このデイの男職員や、いじめた職員たちをとても恨んだ。

しかし、、、、

この1年半で

45年、蓋をし続けた性被害の傷がすっかり開き切ったような感じがした。

まるで、生傷だった記憶にかさぶたがついたような感じ。

その後、私は

今まで
感じたことのないような怒りが
どんどん出てくるようになった。

まるでマグマのように、ちょっとしたことに
自分で驚くほどの怒りができて

それを子どもたちの前ではこらえるので

気がおかしくなりそうだった。

でも、この怒りの元が
性被害の犯人に対するものだろうなと自分で予測がついていたので

「怒りの矛先が、間違っているよ。」と
必死で自分に言い聞かせた。

正直、ものすごくキツかったが

だんだん、感情が蘇ってきて
カイリしていない時間も増えていった。

それから2年経って、今年
30歳付近で性被害にあったことを思い出してから

かなりカイリせずにいられるようになった。

逆に言うと、

自分の体と意識を切り離すことなく
生きられるようになったのだと思う。

それまで、自転車に乗っていて気づいたら目的地だったり

食欲がコントロールできなくて、ひどく太ってしまったり

気づくとお金がなかったり。

大変なことだらけだった。

誰ひとり、助けてはくれなかったし
助けてもらおうと怖くてできなかった。

そのおかげもあって

たくましく、自分で生き抜く術を身につけていったのかもしれない。

今でも、性的な会話も、場面も一切気持ち悪くて受け付けないし

男性にとても、吐き気と怒り、恐怖を感じやすい。

性的な描写を見てしまった時は
少しの時間、カイリすることもある。

変わったなと思うのは、

「今、カイリしてる！！私！！」と理解できるように
なったこと。

そんな時は、買い物は要注意。

カイリしても、以前よりは遥かに意識があるので
無駄に食べ物を買うことが減ってきた。

子どもたちにお土産や好きな果物などを
多く買ってしまうことが多かった。

生活保護なので、何度か失敗すると
大変になってきて

ガス代がないことがあったり
以前は大変だった。

もちろん、それに対して
こうしたらいいよ、と教えてくれる人などはいない。

支援って、、、、相当難しいのだなと思う。

支援、に給料、金が発生すると言うことは
金のためにそこで仕方なく働く人もとても多い。

こんな精神力のいる大変なことを
好んでやる人は、今のところあまりいないのかもしれない。

そうしているうちに
どんどん、お金自体への恐怖が増してしまったので
今は、安心していくための方法を考えて

試してみているところ。

自分が試して、うまくいったら
それは、とっても役に立つ情報になりそうだなって思っている。

あぁ、いつか

もっと元気になったら

自分のようにボロボロになった女性や
虐待に苦しんでいる人を守れる場所を作りたい！！