若いうちにという件について
「まだなんでもできる。
なんにでもなれる。
歳をとると動けなくなるから、
若いうちにね。」
誰でも、
一度は聞いたことがあるだろう。
本当にそうなのだろうか?
私は違うと思う。
その人たちはきっと
"動けなくなった" ではなくて、
"動く必要がなくなった"のではないか?
動かずとも、
日常に幸せを感じられる。
そんな目や感性を手に入れたのではないか?
そう思うと、何一つ悲観的ではなくて、
素晴らしいことなのだと思う。
発達学的に、
人は生まれた時から死ぬまで成長し続ける。
目に見えて感じられるのは、
子どもの成長だが、
大人もおばあちゃんもおじいちゃんも、
みんなずっと、
「獲得」と「喪失」を繰り返して、
成長している。
だから、
「どこか遠くへ行かずとも、
何か派手で大きなことをせずとも、
幸せだと思える感性を手に入れた。
そんなあなたは素晴らしいし、
素敵だよね。」
と、いつかの私に伝えたい。
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