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わたしと海
小学生の頃の海の思い出。
夏休みに家族旅行へ伊豆へ。
沖で浮き輪でぷかぷかと・・
だんだんと近づいてくる波に
あれを越えないとならぬのだ!とバタ足、
ふぅんわりと山を越えて安堵する。
スリル!楽しかった。
沖にいた大人(知らないひと)が
「ヘルプミーと叫んで」と話していた。
その大人は誰に言ってたのかわからないけれど
私は心の中で「そうか、ヘルプミーといえば大丈夫」とあの人が助けてくれるんだ、と安心して沖で浮いていた。
あのおじさんのお陰かは知らないけれど
海に対して恐怖心はない。
海は広くて大きくて未知。
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17、8になった頃
Fine片手に憧れの海、憧れのボディボーダー。
道具かかえて電車に乗って海へ。
サイズアップしてることにも気づかず張り切って入水、沖に出れずに車へ戻る。
沖に出れずにひたすらひたすらドルフィンする〜とか、テイクオフして突き刺さるとか、
なかなかある意味凄かった。
若かった。
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バリ島へサーフィン合宿。
ポイントまで船で行ったり
(なぜあの頃恐怖というものがなかったんだろう)
レンボーガンでのチューブライディング。
あれは忘れられない。
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そして人生の教訓ってやつ、
波が崩れている場所を避けてまわって楽して沖へ出れるのに真っ直ぐ前しかみてないから目の前にくる波をひたすらひたすらドルフィンする〜。遠くで船の上のバリニーズのおじちゃんがジェスチャーしてる(大きくまわって行けばいいんだと伝えてる)が、私には目の前の波をドルフィンする〜しかできなかった。
数本沖へ出てテイクオフ、見事にチューブにされるがままグルリとまわって、ぐるんぐるんの波にもまれる、一瞬だけピョンと波から外に顔が出たらスポンっと消えまたぐるんぐるんともまれる。
数本のうち何本チューブライディング決めたか本数は覚えてないが物凄い感動した‥
いい根性だ
かなり馬鹿だクレイジーだ。
‥体力あったな。
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けど、しばらくアイツは元気か?
と覚えられていたらしい。
荒波を避け上手に生きること。
視野を広げろ周りをよく見ろ
もっと楽に生きれるだろ。
何十年経っても
なかなか教訓が生きてないきもするけれど。
や、やっと生きてきたか。
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時にまわり道や
逃げ道があるのだ。
今、また
人生を輝かしく楽しむべく
若き頃の自分を思い
オバボーダーとして道具を新調し海へ。
当然ながらあの頃の体力も根性もない、あの頃知らなかった恐怖心はある。
オバボーダーは無理しない。
オバボーダーは穏やかに
海を楽しむ。
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