ルーツ
小学生の私。
お父さんお母さん
時々遊びにくるおじいちゃん
数回だけ会ったことのあるおばあちゃん
みんなひとりずつ。
そういうものだと思っていたし疑問も持たなかったのだけれど、ある日知る。
お父さんにもお母さんにも
お父さんとお母さんがいる
あ、足りてない?
へぇ。
だからといって色々きくでもないし
特に話す機会もなく知らないまま大人になった。名前と一枚ずつの写真(遺影)だけ。
もう祖父と祖母はそれぞれ亡くなったのだけれど、お通夜の時の親や親戚の会話で知ることがあったり、ほとんど聞いたことのなかった父や母、祖父や祖母の昔の話だったり、
祖父母が亡くなってから知ったことの方が多い。
子どもの頃に大人の会話を耳にしていて断片的に残っていたそれらが
それらと結びついて、あ〜となったり。
だいぶ前だけれど家系図を開いて説明してくださる方と出会う。
この方のお家が素晴らしいのであって
うちにはそのようなものは存在いたしません、
と思っていた。
いや、まてよ。
こうして命あるということは
立派な家系図がなくても
それは存在するんだわ。
ようやく辿り着いた
代々ご先祖様がいて私はココにいる。
ココに在る生命。
ぽっとでとかないわ笑
とはいえ、代々住む土地を守ってきた訳でなく
まぁ私の両親はぽっとでの人同士
出逢って私が産まれた。
いろんな境遇があって存在する。
旅の途中
ルーツを知る旅。
取り寄せて知ること。
たどり着く度に
生命あることは当たり前でないと知る。
様々な境遇、物語ストーリーが見えてくる。
自分のこれまでの体験や置かれた境遇や疑問や毒や見えなかったもの、それらの理由や苦悩の裏にあるもの根となるもの。聞こえてくる嘆き。
いまココに在る生命
今在ることに感謝して
今を存分に
精一杯楽しみココロ豊かに
生きようと
また改めて思うのです。
初めて知る曾祖父そのまた・・
あらたな遡及先に
過去への夢を膨らませ
より輝かしい未来を歩いて。。
旅はつづく。
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