若者の力で新潟を盛り上げる!「新潟若者100人プロジェクト」って?

 「新潟若者100人プロジェクト」は、2023年8月に新潟大学2年の渡邊翔さん(20)が立ち上げた団体だ。現在の所属人数は32名で、新潟市でボランティアやイベント参加を中心に活動している。

 2024年1月28日、西地区公民館3階の調理室で「新大+こども食堂」を開き、カレーの販売を行った。小学生と大学生が交流する機会を設ける活動を継続して行うことが目標だ。大人300円、子ども(高校生以下)には100円で提供し、50食を売り上げた。非営利だからこそ、この価格設定ができる。現在は子どもに向けて販売を行っているが、いずれ地域の小学生と共同で調理、受け渡しまで行いたいという。「経験すること、やりたいことを見つけてチャレンジすることこそ、学生にとって価値がある。活動の対価はお金じゃない」と話す。

 この団体を立ち上げたきっかけのひとつに「ガクチカ」がある。「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語だ。「就活でよく聞くガクチカ。でも、何をすれば良いのだろう…」そう考える人はきっと自分だけではない。そんな若者をたくさん集めて意見を出し合ったら、新潟市で何か新しい面白いことができるのではないかと考えた。若者が100人同じ方向を向けば、大きなエネルギーになる。

 活動する中で大変なのは人を集めることだ。毎月参加している「ビーチクリーン」には100人プロジェクトから10人以上集まるが、時期によってばらつきが出ることは仕方ない。サークル活動のように共通の好きなものを通じて集まっているわけではなく、活動内容もその都度変わる。全員のモチベーションを上げて参加を促すことが難しいと話した。

 渡邊さんの短期目標は、今の活動を継続すること。中期目標は新しいプロジェクトを考え、実行すること。それらを積み重ねていき、この学生団体を一代で終わらせず次に繋げることが長期目標だ。学生主体の団体であることから、個人の学生生活を尊重している。仲間と話し合いながら団体を継続させ、新潟を盛り上げていきたいと語った。

(2024年2月9日)

☆その他にもたくさんのイベント参加、ボランティア活動を行っています!いつでもメンバー募集中だそうです。詳しくはInstagramへ!
▶▶▶ https://www.instagram.com/niigata_100


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