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自己紹介(香水) 前

今持っている香水を紹介します。
買って、試して、整理して、今の状態です。
人に紹介したことがないので、これを期に。
買った時のことや個人的な感想を添えていこうと思います。
香水が好きな人は、これが自己紹介とか名刺代わりになるんだろうと思います。


ゲラン編


左 ジッキー オードトワレ 100ml、中央 アクアアレゴリア グラダナサルヴィア 75ml、右 サムサラ オーデパルファン 30ml

ジッキー トワレ

これは2020年ゲランの商品が廃盤や日本撤退ラッシュの時に買いました。
当時は香水(パルファン)は残って、トワレが日本撤退でした。
新宿伊勢丹で取り置きを除いてこれがラストだったと記憶しています。
香りの逸話は有名なのでそちらに譲って、これがうまく香るとイギリス旅行で見た低い雲が浮かぶ夕暮れを思い出します。調香師が若き日のイギリスの思い出から作ったとのことで、他人の日記を読んで感傷に浸るような感覚です。
記憶を100年以上、こうして保持する方法もあるのかもしれません。

グラナダサルヴィア

2021年頃にアクアアレゴリアシリーズを一つ持ってみたいと買ったものです。
発売当時に香水のオタクが絶賛していた記憶があります。ザクロが中心でかなりフルーティです。夏にぴったり。

ゲランの中でもアクアアレゴリアシリーズは比較的低価格で様々な香りが楽しめるので、香水を買ってみたい人にはまずこちらのラインをお勧めします。
以前は「1万以内で買えるよ!」という文句で布教できたのですが、値上げラッシュでこちらも2022年現在75mlボトルは14,000円です…。
香料を見直し香りのクオリティを上げ、サスティナブルな香水にということらしいです。新しいものは試していないので香りの比較は何とも言えないです。
そしてこのシリーズ新商品も廃盤も多く、入れ替わりが激しいです。欲しいものがあったら買っておいた方がいいと思います。
ココナッツフィズがなくなったのが悲しすぎます。

あとこれ、いつも写真撮る時思うのですがキャップの反射で己が映るので写真向きでない。(写真は自分で塗りました)

サムサラ オーデパルファン

これも30mlサイズは廃盤になりました…。
今は姿を変え、75mlがあるようです。
サムサラはめちゃくちゃ好きです。去年仕事が辛かった時期、寝る時によくつけていました。これをつけて毛布に包まっていると不思議と穏やかな気持ちになります。
一人の時に使うのであれば別に夏でも冬でもいい気がします。とはいえ冷えてくる時期には香りがシャープになってくるので秋冬向けかもしれません。
fgoのインド鯖たちはこんな香りかもしれないと勝手に思っています。


ルイ オーデパルファン50ml

ルイ

一番使っています。
でも、これもこのボトルこのコンセプトでは現在販売していません。
LiU(1929年)という名香があるのですが、それをもじってLUiになっています。
このボトルデザインもLiUの当時のものを踏襲しています。
香りはカーネーションとレザー、ベンゾインです。つよく美しく非常に中性的、と感じます。
ユニセックスはシトラス系が定番、最近はローズもというイメージですが、これはカーネーションの化粧の粉っぽさ、レザーの尖った印象をベンゾインが包む感じです。他とは異なったユニセックス観を出しています。

今はこのコンセプトで発売してないと書きましたが、現在はラールエラマティエールシリーズというこだわりの詰まった(高い)ラインで名前を変えて元気にやっているようです。ウイエプールプルさんです。
しかし同じ香りでコンセプトをガラッと変えてしまい、HPには「スキャンダラスな存在」「サド公爵が収集した書籍」という文言が。別人じゃん!!誰だ!!となってウイエプールプルの購入には至っていません。
コンセプト、大切です。何に共感し、何になりたいのかは香りにおいても大切です。私は性別の境界が曖昧な以前のコンセプトが好きなだけです。


余談ですが、ラールエラマティエールシリーズはローズバルバルのちっちゃいサイズを持っていました。まあ今使わないな、と手放したのですが香り自体は好きなのでいつかまた買おうかなと思っています。


ルールブルー 香水 30ml

ルールブルー

2000字近く書いているので一旦ここで締めます。
ゲラン編の大トリはルールブルーです。
日本語では「青い時間」と訳されるらしいです。日本語には無い、朝と夕に一瞬現れる、辺りが青くなる時間のことを指す言葉らしいです。(聞きかじった程度の知識です。)

これは値段もあって購入かなり迷いました。結果、買ってよかったと思います。
エタノール濃度が最も低い香水(パルファン)というのもあって、ムエットを部屋に置くだけで部屋がルールブルーになるくらい香ります。
でも嫌じゃないのが不思議です。
真夏に家に帰ってきた時、熱気とこの香りがすごかったのですがそれでも嫌じゃないのが不思議で、これならいけるかもしれないと購入しました。

シルクの紐を切って開封するのですが、切り方にコツが要るとは思わず見たまんま切ってしまったらちょっとだらしない姿になってしまいました。

のちにシャネルN°5のパルファン(オリジナルのもの)をつける機会があったのですが、私はルールブルー派でした。
ルールブルーは1912年、シャネルN°5は1921年とどちらも100歳以上です。
ぜひ比べてみてください。

おわり



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