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日経新聞の読みどころ6/12朝刊 第158号

おはようございます。

今日は日記の日です。

明日は日経朝刊が休刊なので、ここ1か月で良かった本をお届けします。

−−−【日経新聞の読みどころ6月12日朝刊】−−−

① 分断映す「新FAANG」 エネ・農業・資源・・・株価17%高、「元祖」に逆行(1面)

② 円下落 理論値より大幅安 経済状況でみれば 110円前後の試算 日米金利差拡大 円売り加速も(3面)

③ がんの本性 遺伝子に傷 進化の宿命か がん無縁のネズミ、克服の糸口(26面)


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① 分断映す「新FAANG」 エネ・農業・資源・・・株価17%高、「元祖」に逆行(1面)

世界の株式市場でマネーの流れが急変している。巨大テックから流出し、エネルギーや農業関連など、これまで低迷していた分野に向かいだした。勝ち組の変化は、世界がグローバル化から「分断」に転じたことを映している。

市場を席巻してきた米アップルなど米IT大手5社は、その頭文字をとって「FAANG」と呼ばれてきた。

バンカメが新たに命じた「FAANG2.0」は、燃料(Fuels)、航空・防衛(Aerospace and defense)、農業(Agriculture)、原子力と再生可能エネルギー(Nuclear and renewables)、金・金属・鉱物(Gold, metals, minerals)の5分野だ。

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(コメント)

記事をパッと見たときに、「FAANG」のように企業を指すのかと思いましたが、よく読むと、バンク・オブ・アメリカが「新たな世界を映すもの」として命名した5分野のことでした。

グローバル化の恩恵を受けた「FAANG」から世界分断化によって株高となった「FAANG2.0」へ。

時代に逆行する動きは追加コストとなり、企業にのしかかり、当該分野の株価が上昇する、確かに新たな世界ではありますが、望ましい世界とはいえませんね。

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② 円下落 理論値より大幅安 経済状況でみれば 110円前後の試算 日米金利差拡大 円売り加速も(3面)

外国為替市場で円の下落が止まらない。先週は対ドルで3%下落し1ドル=134円台半ばと20年ぶりの安値を更新した。

物価や経済状況からみた理論値は1ドル=110円前後と試算され、実勢レートは理論値に比べ大幅に円安に傾いている。

ただ、米国の物価上昇率が高止まりし、米金利の上昇観測は一段と強まった。日米金利差の拡大を手掛かりにした円売り圧力は週明けも続きそうな情勢だ。

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(コメント)

代表的な理論値の1つが購買力平価で、日米の消費者物価指数(CPI)から算出した購買力平価は4月時点で110.03円といいます。

4月の実勢値126円は110.03円と比べ、13%割安といいます。

ただ、今のドル高円安を後押ししているのは日米の金利差で、週明けにさらに円が下がりそうですね。

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③ がんの本性 遺伝子に傷 進化の宿命か がん無縁のネズミ、克服の糸口(26面)

がんは不治の病ではなくなった。治療手段が格段に進歩したためだ。

ところが今も、日本人では死因のトップとなる全体の約3割を占め、ドイツや米国でも多くの人々の命を脅かす。

医学が発展しても、なお制圧できないのはなぜか。人類はまだ、がんのすべてを理解したわけではないからだ。がんの謎めいた姿に迫れたとき、この病を乗り越えるヒントが見えてくる。

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(コメント)

がんの3つの謎として、なぜ生まれる、なぜ増える、なぜ移転するがあります。

理化学研究所はショウジョウバエを使った実験で、なぜ生まれるかに迫り、熊本大学はハダカデバネズミで、がんの発生を防ぐ方法を研究しています。

様々な取り組みがある一方、我々は予防に努めることが大切です。禁煙、節酒、バランスの取れた食事や運動、適正体重の維持ですね。

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【編集後記】

昨日の編集後記で、最初、父の日を明日、つまり今日と誤って書いていました。

今朝、父親には正直に、今日、父の日のプレゼントが届くことを伝えました。

まあ、遅れたり、忘れたりするよりはいい、ということにしておきます。

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今日の日経新聞の読みどころは以上です。

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