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日経新聞の読みどころ4/3朝刊 第90号

おはようございます。

今日は愛林日です。

−−−【日経新聞の読みどころ4月3日朝刊】−−−

① 自社株買い7割増 昨年度8兆円 成長投資に回らず(1面)

② 建設業 3%賃上げ広がる 公共工事優遇策が契機に 工事単価上げは不透明(7面)

③ W杯、ドイツ・スペインと同組 森保J、挑戦の1次L グレートな相手 またとない舞台(24面)

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① 自社株買い7割増 昨年度8兆円 成長投資に回らず(1面)

上場企業が2021年度に設定した自社株買いの枠が前年度に比べて7割近く増え、8兆円余りにのぼった。

業績回復で手元資金を株主還元に回す動きが広がっており、リーマン・ショック後では最大規模。

それでも日本企業のキャッシュはなお高水準で、成長投資の機会を見つけられないまま、市場からの圧力で自社株買いを増やしている側面がある。

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(コメント)

自社株買いのメリットは実施することで、その株式を消却し、1株あたりの価格を高める、つまり、1株あたりの当期利益が増加し、自社の利益の一部を株主に支払うのと同じ効果となることです。

今回の自社株買いは、それだけでなく、プライム市場の上場基準を満たすためや、去年の6月に改定されたコーポレート・ガバナンス・コードで持ち合い解消を求めることに対しての受け皿とされているためなどの理由があります。

日本では2021年の自社株買い総額は8兆円余りですが、アメリカでは8000億ドルを超えたといいます。

アメリカでも自社株買いよりも研究開発などに振り分けるべきだという批判も強いといいます。

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② 建設業 3%賃上げ広がる 公共工事優遇策が契機に 工事単価上げは不透明(7面)

鹿島や大林組など建設各社で3%以上の賃上げの動きが広がっている。

人手不足に悩む事業環境に加えて、公共工事入札で4月から賃上げ企業が優遇される政策の影響が大きい。

ただ、建設会社の賃上げを民間工事の受注価格に転嫁できるかは不透明だ。

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(コメント)

岸田首相が3%の賃上げを期待する中で、公共工事入札の加点要素に一定以上の賃上げを条件としているのは世の流れに即した政策といえます。

具体的には、4月以降で、大企業で3%以上、中小企業で1.5%以上の賃上げに対して、入札時に5〜10%の加点要素になるといいます。

建設業以外で賃上げを促進する政策があるか気になって調べてみました。

中小企業向けには、「最低賃金・賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援紹介マニュアル」が1月に公開されていました。

28ページからなり、様々な助成金、補助金などが紹介されていました。ご興味がある方はチェックしてみてください。

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③ W杯、ドイツ・スペインと同組 森保J、挑戦の1次L グレートな相手 またとない舞台(24面)

サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会の組み合わせ抽選が1日、ドーハで行われ、7大会連続出場の日本は優勝経験のあるドイツ、スペインと同じ1次リーグE組に入った。

極めて厳しい組で、もう1チームはコスタリカとニュージーランドによる6月の大陸間プレーオフ勝者。

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(コメント)

ドーハといえば1993年のアジア最終予選で日本がグループ1位の状況だったのに、最終節でロスタイムに同点にされ、予選敗退となったドーハの悲劇を思い出します。

その次の1998年から7大会連続のW杯で、今回は最悪のくじ運だといいます。

よく混戦でどこが予選突破をするか分からない最激戦区を「死の組」といいますが、今回、日本が入ったE組はスペイン、ドイツがいることで「死の組」とは呼ばれません。

ドーハの悲劇は最終予選で起こりましたが、今回は本戦に進む時点で当時とはまったく状況が異なります。

最後まであきらめずに、勝つ可能性を追い求めてもらいたいです。

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【編集後記】

昨日の日経新聞に背中を押されて、佐藤航陽さんの「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」を購入しました。

まだ「幸せのメカニズム」を読み終わっていないので、先にこちらを読み終えます。

シングルタスクを実践します。

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今日の日経新聞の読みどころは以上です。

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