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#82 こどもたちへ

金木犀の香りを辿り散歩。
風上を頬で感じながら赴くままに…

足元を見ると散歩道に佇むのは私以外にも可愛らしい雨蛙。

雨の多い9月で春と間違えてるのかな?
蛙さん
よく見ると黄緑色から茶色に着替え中。


散歩道には紫陽花も咲いていた。雨多いのも楽しい。


蛙を眺めていたら小雨が降り始め、
結局、金木犀探しは諦める。
(金木犀の香りは8キロ先まで届いたという説もあるので
次回はもう少しお天気のいい時にしよう。)


蛙が遠くを見ている姿を見ていて

zoomでグループディスカッションを夜な夜な主宰している娘と重なる。
(可愛い娘っ子と蛙と同列〜〜〜🤣🤣🤣)


全国から同年齢が集いテーマと時間を決めて語り合っている。
(そもそもは大学受験対策。都会では受験対策のディスカッションの塾もあるらしく、奮起して兄の教え?恩恵を存分に受けて)

ずっと井の中の蛙で育てて来た娘が少しずつ空の広さを知り、
出会いの縁を広げている。

こんな田舎でもアンテナの立て方一つで世界と繋がれるんだね。

塾に行ったり、
いろんなイベントやグループに所属出来る都会の子たちに憧れ
とりあえず出来ることを彼女なりに模索しての動き。

そもそもは自分の勉強のために声をかけ、集めたグループ
これまでのように大人の監修が一切ない為、
グループの目的や禁止事項等を自分で考えあらかじめ表明し
グループを始める

グループにはいろんな人がいて、
回を重ねるごとに憧れ尊敬出来る友達ができ
アドバイザーとして全てに関わってくれる先輩の
大きな導きや優しさを体感し
こんな人いるんだという苦手を感じる人にも出会い、、

メンバーそれぞれの思いを大切に汲みながら連絡調整をして。。。

本当は他の1対1の面接のための資料づくりをもっとしたい
(学校の宿題〜🤣🤛模試〜〜〜〜🤛🤛💨全く手付かず🤣🤣)

いろんな湧いてくる思いとも向き合いながらも毅然と主催する労苦は


恵まれた環境や友人たちの中では気づかなかった
自分の短所に出会う

自分の中の揺るぎない熱い思いがフツフツと芽生え
吐露する思いを一通り聞いてもらえる場所を持ち

そして最後には、長所に出会う
自分が既に持っている財産があることに気づき
自分がこれは大切にしたいと思っているものがある事に気づき
最後は自分自身の出会いに涙していた

娘ながらその姿が美しいなぁと眺めつつ

母はまた一つ大人になったと少し切なく
顔を上げた娘の背を押す。

私には3人の子供たちがいる。

何もかもが愛おしく
何もかもが温かい

そこに居るだろうなと思うだけで
幸せに包まれて、
頑張らなきゃと自分を保つエネルギーにもなる


我が子たちのおかげで
自分の全精力を使って生きることに挑戦できた
身体の隅々まで使って考え抜き
ひたすら自分の観念と戦い、
自分の愚かさを吐き捨て
地を這いながらでも進めることを知り
佇み、振り返り後退りすることの大切さも
教えてくれた。

こんな丸裸の自分の魂を見て感じて味わえるのは
私のこの性格では子供という存在以外にはできなかった気がする。

素直じゃないし、いつも他者の土俵で生きてしまうタイプだから。

そして子供たちのおかげで
我が子だけじゃない
いつだって、誰にだって向き合えるようになってきた。

まだまだだけど。。。

世の中の人みんなには伝えたい。

「何でも思うようにやってごらん」

そう言いながら、私も懐でその言葉を握りしめているから。



夢を持つとか成功するとか、お金を稼ぐとか
そういう感覚よりも一番大事なこと。

今生きていることをしっかり実感して、
生きている時間をしっかり生きる、それが全て。


どうか
自分の心の中に毒を持って生きるよりも
花を咲かせて生きていってください。




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