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#83 夢を持つ訳

徳島県唯一の村に移住して18年。
今でこそ地域創生とかいう言葉が定着しているけれど
当時は新興宗教の一家?みたいな怪しまれ具合で
なかなか物件も見つからなかった。
とはいえ、7年かけて物件を探し当て家族5人で移住
マクロビ自然農法モンテッソーリアロマやホメオパシー薬膳に
自給自足をなんて息巻いたけど、
商売人の家庭で育った私には
土いじりのセンスがびっくりするほどなかったので
夫婦で起業して地元のお野菜中心の惣菜で
配達専門のお弁当屋さんを始めました。
さて、どんな日々なのか??
がむしゃらに走ってばかりで楽しいこと
笑い転げる日々を忘れちゃうので
次の糧になれば良いなと日記を残しております。


さてと、先日お祭りがありました。
毎年村のお祭りにはいろんなドラマがありますが
幼な子のいない私は直接参加していないので
聞いただけのいろんなドラマは割愛ですが

ただ、そんなドラマの登場人物の一人でもある
夫の話を聞きながら
今年しみじみ思ったこと。

夏になると地域の老若男女が集い、
太鼓や獅子舞それぞれの子供たちの踊りの練習が始まる。
メンバーが入れ替わり練習を重ねるので週3回
#週3回はちょっと集まりすぎではあるけれど

このお祭りに向けての集まりがあるから
地域に住むそれぞれの特性に触れることができる。

小さな村の共同体。
一人で生きる事よりも厳しいとも感じる共同体。

いろんな人がいるから自分のあるがままが映って見えるから。

例えば、アル中の巻舌でねちっこく絡んでくるおっさまは嫌いだけれど
あぁ、自分にもこういう「弱い側面」ってあるなぁ
と、見せつけられてヒリヒリ痛い。

提灯を吊るすのが大変だ、とかやめてしまおうという人もいて
あぁ、私も役回りの仕事って嫌だなぁと思う時は
文句ばっかりしか言わないところあるなぁ、
と反省しきり。。。

どうしたら上手くちょうちんが吊るせるようになるか考える人もいると
そうそう!「どうしたらいい?」建設的なポジティブな空気が断然心地いい
と、自分の立ちたい方向を見つめ直せたり。

お祭りというイベントに向けてどう立つか?は

それは日頃どう生きているか?
この世界をどう生きているのか??が映し出されていて

地域の人が集まる場でもなければ見えない、知らないご近所さん
これは都会の一人暮らしにはなかった安心感。
田舎の良いなと思うところ。

さて、お祭りで必要なスキル「あうん」

「阿吽」とは
・吸う息と吐く息、相対立する関係
・寺社の山門の狛犬や仁王の口は、口を開けた阿形(あぎょう)と
口を閉じた吽形(うんぎょう)の一対にみられるように
阿は物事の始りを意味して吽は終わりのこと、
つまり阿吽とはこの世の全てのこと。

禅の解釈には転じて
「この世の全ては、阿と吽の間にあり、今はこの一瞬にしか存在しない。」


過去を恨み、今に失望したりや未来を憂うことは、
この一瞬の今をつまらないものにすること。

今のこの瞬間を「素敵」に変えてゆくことが未来に繋がる。

今を素敵な時間にするには、夢を描くこと。

夢はより大きい方が醜い過去をキラキラ輝く経験にに変えてくれるけれど、

もし自分の夢が大きく描けないならば、
明日はどうしたいのか?
1年後はどんな感情を味わっていたいのか?
何が嫌い?何処が嫌??
どっちがマシ??

一つずつ自分の感情に触れることから始めよう。
感情を探り、自分の感触知ることで
「これいいかもな?」という自分がいることを知り
ワクワクが生まれ、好きになり、夢が芽生える。

やがて描いた夢を叶えることで全てのこれまでの自分が認められ輝く。

不運や不幸はみんな大なり小なりある。
けれども、その不幸や不運は

夢は叶えるためのタネ。

そして夢を叶えることで
生きてきたこれまでの不平や不満が
オセロの4隅をとった時のように全てがパタパタと入れ替わってゆく。

生まれ育った環境への苦情も
親に対する恨みも
兄弟や友達に対する嫉妬も
何もかもが糧や原動力だったと
ポジティブな過去になる。

いつか幸せになって見返してやる
いつか金持ちになって見返してやる

そんな思いでもいい。
とにかく少しでもでっかい夢を見てほしいし
何より自分自身がいつまでも夢を描いて生きた痛いと思う。

夢を持ち生き生きとキラキラと輝いて生きたい
夢を見てみんなに愛されみんなに喜ばれる存在になりたい

悔しいと思ったり
認められないと嘆く事はとっても大切な財産
しっかり悔しがって
しっかり恨んだらいい。
そしてしっかり悩んで、
しっかり迷って
いっぱい失敗しながらちょっとずつやれることを全力で生きてゆこう。


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