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【秋は子どもと一緒に山を満喫!】関東のロープウェイ10選

秋の紅葉シーズンがやってきました。モミジなどで色付く山々を眺めに、ファミリーでお出かけしてみませんか。そこでおすすめなのが、一気に山の斜面を駆け上がる「ロープウェイ」です。登山の準備をせず、軽装で行けるのでラクチン。ゴンドラに乗って上昇する空中散歩で、アトラクション気分を味わえるから子供たちも喜ぶこと間違いなしです。今回は関東の有名なロープウェイをピックアップ!

4つの駅を移動して大満足!「箱根ロープウェイ」(神奈川県・箱根町)

「箱根ロープウェイ」には、各駅間を約15分で結ぶ4つの駅があります。強羅(ごうら)側の起点となる早雲山(そううんざん)駅は、箱根登山ケーブルカーから乗り継いで利用できます。芦ノ湖(あしのこ)側の起点となる桃源台(とうげんだい)駅は、箱根海賊船、小田急ハイウェイバス、箱根登山バスの発着所が集まる乗り継ぎポイント。大涌谷(おおわくだに)駅は乗り換えの駅となり、早雲山方面と桃源台方面で乗り場が異なるのでご注意を。

 早雲山から最高地点1,044mの大涌谷へ向かう途中には、眼下に迫力ある谷底の景色が広がります。桃源台方面へ行く際には、富士山や芦ノ湖を望む絶景が楽しめます。湖面がキラキラ輝いて見える夕方の乗車が狙い目ですよ。

 早雲山駅2階にあるカフェ「cu―mo(クーモ)箱根」のテラスの足湯は、自由に使ってOK。足湯につかり景色を楽しみながら、モコモコとした『雲』をイメージしたスムージー「ニューベル」を飲んでみませんか?

夕方に桃源台へ向かう箱根ロープウェイと芦ノ湖
早雲山-大涌谷間には地上約130mの谷を越える箇所も
すっきり晴れた日には雄大な富士山の姿が望めます
秋は写真のススキなどの紅葉狩りが醍醐味

施設情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-32(早雲山駅)ほか/時間:2月~11月9:00~16:45(大涌谷駅のみ9:00~17:00)、12月~1月9:00~16:45/定休日:なし※悪天候や点検等により運休になる場合あり/1台の乗車定員:18名
公式サイト:https://www.hakonenavi.jp/hakone-ropeway/


富士山を望む大パノラマが魅力の「箱根 駒ヶ岳ロープウェ―」(神奈川県・箱根町)

 標高1,327mの山頂へ7分で到着するゴンドラの眼下には、芦ノ湖を中心に箱庭のような箱根の全景が! 遠くには富士山や駿河湾(するがわん)から伊豆半島、伊豆七島、湘南海岸、房総半島まで大パノラマが展開されます。また、近隣の芦ノ湖の複合施設「箱根園」にも立ち寄ろう。水族館やふれあい動物園をはじめ、モーターボートや水陸両用バスなどのアクティビティも豊富です。

 24年10月12日(土)~25年1月12日(日)の期間中の土曜・3連休中日には、夜間特別運行を実施。山頂に用意された天体望遠鏡や双眼鏡を使って、星空や夜景を楽しんでください!

富士山やアルプスの山々を望む車内からの風景


夜間特別運行(ナイトツアー)のイメージ

施設情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139/時間:9:00~16:30(上り最終)、夜間特別運行17:20~19:00 (18:40以降は下りのみ運行)/定休日:なし※悪天候や点検等により運休になる場合あり/1台の乗車定員:101名
公式サイト:https://www.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/ropeway/


地獄覗き、百尺観音も必見の「鋸山ロープウェ―」(千葉県富津市)

 標高329mの鋸山(のこぎりやま)は、その名の通り稜線がノコギリの歯のような形をしているのが特徴。「鋸山ロープウェ―」で、山頂までの4分間の“空の旅”をエンジョイしましょう。山頂展望台から見渡す風景では、富士山や東京湾浦賀水道、三浦半島、天城山(あまぎさん)、伊豆大島などが見ものです。

 山頂駅から10分ほど歩くと「日本寺」(拝観料が必要)へ。そこにはスリル満点の絶景スポット「地獄覗き」や、崖に掘られた高さ約30mの「百尺観音」などの見どころが点在します。山の斜面をぐるっとひと回りする全行程90分くらいの散策も行えますよ。

写真は客車の1号車「かもめ」
山頂展望台からの東京湾の風景

施設情報
住所:千葉県富津市金谷4052-1/時間:2月16日~11月15日9:00~17:00、11月16日~2月15日9:00~16:00/定休日:なし※1月中旬から機械整備のため運休になる場合あり(公式HPで要確認)/1台の乗車定員:41名(ガイド含む) 
公式サイト:https://www.mt-nokogiri.co.jp/pc/p010000.php


山頂にミニ動物園がある「宝登山ロープウェイ」(埼玉県・長瀞町)

 パワースポットとして知られる「宝登山(ほどさん)神社」の近くにあるロープウェイです。昭和レトロなゴンドラに乗って5分、標高497mの山頂駅へ到着します。その途中の景色では、宝登山の四季折々の花や色付く木々に注目を。春は梅・桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は冬桜・ろう梅を狙って、写真を撮るのもおすすめです。山頂からは秩父連山を見渡すこともできます。

 ちびっ子たちに大人気なのは、山頂にある「宝登山小動物公園」。サルやラマ、モルモットなどが飼育されており、エサやり体験やふれあいイベントも行う穴場スポットです!

山麓駅から見た宝登山とロープウェイ
動物園のイベント、モルモットの橋渡り

施設情報
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766-1/時間:9:40~17:00(季節によって変動あり)/定休日:なし※定期点検により運休になる場合あり/1台の乗車定員:50名
公式サイト:https://hodosan-ropeway.co.jp/


関東平野を一望できる「筑波山ロープウェイ」(茨城県つくば市)

 空中を進むゴンドラは、標高840mの山頂まで約6分で到着します。そして関東平野を一望できる、圧巻のスケールの眺望が最大の魅力です。お天気にもよりますが、夕暮れ時の富士山のシルエットがとても美しいです!
 
 女体山(にょたいさん)駅の隣では、「cafè cielo blu(カフェ シエロ ブルー)」が営業しています。筑波山を形成する2つの山の一つ、女体山から見下ろす風景は、素晴らしいのひと言。「ハンバーグプレート デミグラスソース」のほか、パスタ、カレー、ラーメンなどのお食事とデザートを楽しみながら、店内からの紅葉狩りはいかが。

ロープウェイは赤白の2色あり
赤く染まる秋の筑波山の遠景

施設情報
住所:茨城県つくば市筑波1/時間:9:20~16:40(時期によって変動あり)/定休日:なし/1台の乗車定員:50名
公式サイト:https://www.mt-tsukuba.com/


幸運なら雲海が見られる「国立公園 那須ロープウェイ」(栃木県・那須町)

 360度パノラマビューのゴンドラで約5分の空中散歩。標高1,684mの山頂駅までの途中、運がよければ雲海も見ることができます! 紅葉の名所の「姥ヶ平(うばがだいら)」「ひょうたん池」までは、山頂駅から登山道を歩いて片道1時間~1時間30分。大きなお子さんは親子で歩いてみては? なお、11月には早朝日の出運行も実施しています。

紅葉が美しい山の風景

施設情報
住所:栃木県那須郡那須町大字湯元字那須岳215/時間:8:30~16:30(上り最終16:00、下り最終16:20)/定休日:なし※12月~3月中旬は冬季休業/1台の乗車定員:111名
公式サイト:https://www.nasu-ropeway.jp/


日光の名所を見下ろせる「明智平ロープウェイ」(栃木県日光市)

 ロープウェイに乗って3分で到着する「明智平(あけちだいら)展望台」は、日光有数の展望スポット。中禅寺湖、華厳(けごん)の滝、男体山(なんたいさん)といった名所を雄大なスケールで見渡せます。東側を眺めると、切り立った断崖の連なる屏風岩(びょうぶいわ)や、はるかに続く山並みが印象的です。また、24年夏には宇都宮で人気の「エンジェルコーヒー」の日光店が、明智平にオープンしました。

標高1,373mの山頂駅へ進むロープウェイ

施設情報
住所:栃木県日光市細尾町709/時間:9:00~15:30(上り最終15:10)※紅葉時期などは変更の場合あり/定休日:なし※悪天候や点検により運休になる場合あり/1台の乗車定員:16名
公式サイト:https://www.nikko-kotsu.co.jp/ropeway/


スカイツリーが見られる!?「鬼怒川温泉ロープウェイ」(栃木県日光市)

 標高は山麓が400mで山頂が700m、高低差300mをロープウェイに乗って4分程度で上昇。車内では秋の紅葉、真冬の白銀の世界など、四季折々の景色を堪能しましょう。天気がよい日には、スカイツリーが見えることもあります!

 山頂到着後、展望台からは北は高原山、南は筑波山、そして鬼怒川(きぬがわ)温泉街が一望。山頂の改札を出て3~4分階段を上がると、願いを天に届けてくれるという「双竜門(そうりゅうもん)」などがあります。加えて、エサやりOKの「おさるの山」はキッズに大人気!

間近に紅葉を見ることも

施設情報
住所:栃木県日光市鬼怒川温泉滝834/時間:9:00~16:00/定休日:なし※悪天候や点検により運休になる場合あり/1台の乗車定員:30名
公式サイト:https://ropeway.kinu1.com/


天空テラスで過ごせる「日光白根山ロープウェイ」(群馬県・片品村)

 標高が1,400m~2,000mと高いことから、関東の紅葉最前線として秋の先取りを目的に、例年9月下旬から観光客でにぎわいます。標高2,000mに位置する山頂展望台「天空テラス」では、10月下旬まで併設の足湯を無料で楽しめます。テラス内で営業するカフェでは、季節のスイーツや「白根山(しらねさん)バーガー」が魅力的です!

15分間の旅で紅葉を満喫

施設情報
住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58/時間:8:00~16:00(下り最終16:30)/定休日/なし※点検により運休になる場合あり(公式HPでご確認ください)/1台の乗車定員:8名
公式サイト:https://www.marunuma.jp/green/ropeway/


秋の紅葉&美しい山々に注目の「渋川市伊香保ロープウェイ」(群馬県渋川市)

 温泉街の不如帰(ほととぎす)駅から標高955mの見晴駅(山頂)までを4分間で結び、観光客の足として活躍。秋には美しい紅葉と、群馬県北部の山々を眺められます。山頂駅からすぐの展望台「ときめきデッキ」では、赤城山(あかぎさん)と谷川岳の壮大なパノラマをバックに記念撮影を。「上の山公園」にも訪れ、自然とふれあう親子での散策を楽しんでみては?

見晴駅からの眺望とロープウェイの客車

施設情報
住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保560-1(不如帰駅)/時間:9:00~17:00(上り最終16:45)/定休日:なし※点検により運休になる場合あり/1台の乗車定員:21名
公式サイト:https://www.city.shibukawa.lg.jp/kankou/ikahoonsen/streetsofikaho/p000203.html


山頂には“お楽しみ”が待っています♪

今回は魅力的な関東のロープウェイ10施設を紹介しました。ロープウェイから見る紅葉は、ふだん街中で見るのとは違って、壮大なパノラマで見られるのが醍醐味です。また、山頂にはミニ動物園やカフェ、散策コースなどの“お楽しみ”が待っているのもポイント。各地の紅葉の見頃情報を予習して、ぜひ親子での秋旅の参考にしてみてください!

ライター:小林智明



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