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【懐かしのwindows95】とテレホーダイを懐かしむ四半世紀【昔話】【雑記】

今年は2020年Windows95がでてから四半世紀たつわけですね。
僕の初めてのPCもWindows95であり、はじめてのインターネットはアナログの電話回線でした。その頃の思い出を少し。

アナログでハードな時代

思い返せばあの頃はまだまだ色々な意味でアナログでハードが中心の時代だった。家庭の通信はアナログがほとんどだし、無線なんてなく有線が当たり前、テレビやディスプレイもブラウン管だけでした。

そんな中で我が家のインターネットももちろんアナログの電話回線。しばらくたつとまわりにはISDNが出てきたりしました。

しかしデジタル海戦に我が家は参戦せず、凪ぎにして並み穏やか。
高校生でネットを初めて大学で家を出るまでデジタル化の波がうちに押し寄せることはなかったのです。

アナログ回線ときいて30歳後半以上の人には懐かしいのが、テレホーダイ。
高校生だった僕は、夜の11時を待って、ネットの大海に小舟でこぎ出しました。
それこそネットサーフィンです。

インターネット元年から一ケタ台年の高校生

当時まだYAHOOはツリー式で検索できなかったと記憶しています。
さらに回線はアナログだから、画像が表示されるのを待つのは当たり前。
マッチ箱サイズの画像が表示されるのも、数十秒待ったもんです。

そんな中で高校生ですから、法律には触れないけど、えっちな画像もみたりもしました。
さらにいえばあの頃インターネット元年。ネット上のコンテンツに関しての法規制事態曖昧だし、それはそれは法律に触れないえっちな画像もたくさんあるわけです。

それにしたってしかし、アナログ回線。
まぁー遅い。そして、A4サイズの画像を数分~10分程度かけてゆっくり表示されるわけです。
いよいよ表示し終わると思うと、いきなり回線が切れる。
再接続であのピーーピーーゴロゴローーっというなんとも言えないアナログのコール音。
そしてビックリ(まぁその当時のぼくらにはお馴染みだったのですが)、苦労して10分近くかけてDLしたはずの画像は消えて、0からDLしなおしです。
「あぁ~やっと上から画像が表示されてきて、大事な部分がでてくるというところでーーー!!!」

あのドキドキからの喪失感と、諦念。
またそこから画像表示を試みる諦めない心。
ぼくらはあのときWindows95とアナログ回線から、人生を教わっていたのかもしれません。

まぁ、しかしその後、色々なツールが開発され、回線が切れてもDLした途中からまた再開してDLできるようにもなるのですが。

人間らしいデジタル生活

そういえばあの頃のことを思い出すと、未来感とアナログ感が入り交じった面白い時代でした。

確かもうWindows98の頃でしたが、CD-Rへの書き込み機が家庭でできるレベルになってきて、「店で買うことしかできないデジタルの音楽が家庭で作れる!」となったわけです。

ある夏の日友達の部屋にいくと、CD-Rへの書き込み中。真夏にも関わらず、扇風機もつけていなかったので(当時エアコンのついている部屋を持っているやつなんていなかった)扇風機を付けました。

その瞬間、怒鳴られました。

曰く、「CDドライブを繋げているコンセントと同じタップにささっている扇風機のスイッチをいれたら電圧が変化して書き込みをミスする可能性が高まる!千円近いCD-Rを無駄にするつもりか!」

それは無駄な砲撃を命じ隊を危険にさらした隊長を裁く将校のごとく、まさに烈火のごとくでした。

真偽のほどはわかりませんが、今思い返しても実に間抜けでトホホな話です。
今やCD自体の価値なんぞ、握手券についてくるまさにごみ程度のものでしかないのに。

令和のアナログ人間

しかしあまりバカにできないなっと思う出来事がつい最近ひとつ。

10年、いや13年前にかった液晶テレビ(愛称亀山くん)の画面がついに写らなくなりまして、買った当時はメイン、何度かの引っ越しを乗り越えてからは寝室用のサブとして過ごしておりました。

「画面が写らなくなったので買い換える?それともテレビなくてもスマホあるからいい?」という嫁にたいしてそれを無視。
テレビに向かってつかつかと歩いて、チョップ2発。
見事にテレビは精細(というには画質良くないけど)を取り戻しました。

驚く嫁に、「昭和生まれの男はみんなこの能力を持っているんだ」というと久々に「すごい!」と誉められ、尊敬の眼差しで見てもらいましたとさ。

結局私もアナログな人間のようです。
アナログ回線に栄光あれ。テレホウダイよフォーエバー(恐らくすでにサービス終了してる)

#はじめてのインターネット #windows95 #テレホーダイ #アナログ人間 #テレビチョップ

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