あくび猫

猫と女には敵わない

うちの家族の男性陣は、家事はできず女性任せで、祖母と母が権力を握っていた。

学校では体育会系の女性陣に囲まれ、社会人になると、お局様やバリバリと仕事をこなすキャリアウーマンたちなどに出会い、身内で飼っているペットも子どもも、ほとんどが女の子な環境だった。

女性の強さと弱さ、喜怒哀楽の激しさや裏表などを知り、ホントもうこりごりだけど、猫のように憎めないところもある。

心は男寄りな私だが、女に囲まれてハーレムだと感じたことはない。

姉妹がいる男性は分かると思うが、私は不機嫌な雌猫たちがマウントを取り合う中に放り込まれた、去勢された雄猫のようだ。

それでも可愛く愛しい彼女らに、しょうがないな~と許してしまい、なんだかんだ振り回されてしまうのは、私の宿命なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?