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100日後に地方創生の小さな一歩を踏み出すブログ #5 かき氷の修行

こんばんは。お疲れ様です。首都圏内の過疎化が進む小さな村の観光地に一縷の希望を見出したく行動を起こす男です。

食品衛生責任者の講習も終え、保健所の営業許可もおりたので、かき氷の修行に行くことにしました。連絡を取ったのは天然氷の蔵元。数年前にアルバイトさせてもらったところです。社長に電話したところ、昨年度はあまり氷が取れなかったので、新規は受け付けてないんだけど、私の頼みなら仕方ないからいいよとのことで承諾してもらいました。

ここの社長はかなりのやり手でして、以前はIT系の会社を経営していました。今は訳あって、数年前から天然氷の蔵元をしています。天然氷を始めるにあたって水利権で新規参入するのにも大変な思いをしていると以前伺いました。今は、ホテルの経営も始めているそうで勢いがすごいなとつくづく感じます。

修行に参加するにあたって、特急電車で向かいます。駅に降り立って経営されているホテルまで迎えに来ていただきました。夜はお酒を酌み交わし、翌日から修行の開始です。

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修行の開始

まずは、シロップの作り方です。いろいろなシロップの作り方と使用すべき材料も教わりました。

その後、現場に入って氷の削りを行います。ここで、かつお節のようなふわふわな氷を削るための技術を習得します。

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以前の記憶が蘇ってきました。その時は7月初めからお盆まで約二週間アルバイトでお世話になったのですが、開店から閉店まで絶えず行列ができ、全く休むことができずかき氷を削っていた地獄のような日々でした(笑)

今回、他の場所でもかき氷のお店をオープンさせるということでもう一組研修に参加していました。日本で三本の指に入るほど混雑する高速道路のSAでオープンさせるということです。あぁなんて大変そうなんだと可哀そうに思えてきました、、、。

削りは2日間、みっちり行いました。以前の感覚もすぐに戻ってきたので、私にとっては難しいものではありませんでした。氷の上に果物をのせても崩れない氷の削り方やシロップを均等に馴染ませるコツ、シロップを奥深くに浸透させるコツなども惜しみなく教えていただきました。

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3日目は、天然氷の発送作業を手伝いました。冬場に切り出した氷を発送用に小さくカットし、箱詰めしていきました。その日は1.2トンの出荷がありました。ひと箱17キロほどあり、切り出す前の氷の塊は、80キロはあると思います。氷の箱を持つ腕や氷の箱をいったんいったん氷を仮置きした太ももはあざだらけになりました。

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氷の削りだけでなく、人生で大事なことをたくさん学ばさせていただきました。懐の深い社長に大感謝です!毎年冬には社長を慕ってたくさんの人が氷の切り出しを手伝いに来ます。この社長実は、サーモスのCMにも出ています!

冬の氷の切り出しにも参加させてもらうことを約束し、私の修行はここで修了。これからは地元に戻り開店準備に移ります。

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