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祝う気は無い、と言い放った新郎友人

招待するゲスト選び。
結婚式準備で最初に頭を悩ませるポイントだと思います。親族はどこまで呼ぶ?会社関係者は?前職は?友人はいつの時代から?など。
そんなゲスト選びで過ちを犯してしまった新郎のエピソード。

その披露宴会場はとても広いバンケットでした。可動式のパーテーションも全て取り払い、招待客はかなりの数。この場合、まず考えられるのは新郎新婦または親御様の「呼ばなければならない」お仕事関係者の席です。しかし、打ち合わせで話を聞いてもそのような線はなく…あるのは膨大なスピーチと余興の式次第。

単純に見栄を張りたいだけなのね

との結論に達し「とにかく披露宴が時間通り、事故なく終わりますように」と祈りながら当日を迎えました。

大きな披露宴会場、大きな高砂ステージ、大きなイミテーションケーキ…
それに反して
控えめな会場装花、控えめな食事、控えめなドリンク…

高い天井に「違和感」という文字が浮かんでいました。そして膨大な人数からのスピーチ。
司会者はご挨拶や余興を頂く方々には事前にご挨拶に伺います。ご紹介方法に間違いがないかの確認です。この日も順に回り、最後に新郎から「中学時代からの大親友の2人です!」と聞いていた男性2人のお席に伺いました。確認が終わり「ご質問はございませんか?」と聞いた時、耳を疑う言葉が。

男1「オレら全く祝う気持ちがないんですけど」
男2「何をしゃべればいいんですか?」

言わなくていいことを。このタイミングで。しかも司会者に言う人間性。よっぽど腹に据えかねていたのでしょうか。親友と思っていたのは新郎だけだったようです。見栄を張りたいがために手当たり次第に招待状をばら撒き、半ば強引にスピーチや余興を押し付けたのでしょう。友人にもドン引きですが、新郎にも改めてドン引きです。

招待状を送るその方は、本当のお友達ですか?
心から「おめでとう」と言ってくれる人ですか?


【次回予告】
『実はバレバレ!?結婚式の代理出席』


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