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ただのフリーターがマンガ原作者になるまで。その7

はじめに
この物語は、ノンフィクションであり、現在進行形であり、タイトル詐欺になりうることも厭わないスタイルなので、登場する名前は実在する事件・団体・人物と全くもって関係があります。

精神的に

参ってしまった。
まず、最初に警告する。昨晩から今日にかけて注目を集めてしまった悲しき例の動画について少しだけ触れさせてもらう。トラウマになってしまった方は、次の見出しまで読み飛ばしてほしい。
昨晩だ。トレンドに「自〇動画」という言葉が載っており、本当に軽率に、興味本位で見てしまった。これまでリアルにそんな動画がトレンドに載ることなどなかったし、流石にそんなにマズいものは載ってはいないだろうと。しかしその判断がいけなかった。Twitterは運営が最近変わっている。そのせいで、その辺の規制が強化されていなかったのだろう。誰でも巻き込み事故で目にしてしまう状態にあったその動画は、瞬く間に広がり、私の元にも来てしまった。
自ら命を断つこと。それを記録として残すこと。不特定多数に配信すること。その善悪など私には分からない。心情として、本人の気持ちも少しは理解できる。論理として、やってはいけないことなのだろうということも頷ける。
ただし、ひとつだけ、絶対に間違っていることだけはある。それは、命で遊んではいけないということ。
あの様な動画は、非常に刺激的で、注目を集められるある意味“コンテンツ”だ。しかし、だからと言って本当に消費コンテンツにしてはならない。面白半分で動画を拡散した人。本人の意思を勝手に想像して「広めるべきだ!」と声を上げた人。考えてみてほしい。人が、死んでいるのだ。死人に、口はないのだ。勝手な妄想で、あるいは承認欲求で、人の死を消費物にしてはならない。
死にたい人の背中を押す結果に繋がるかもしれない。
私は、誰にも死んでほしくない。できることなら、みんな生きて、幸せになってほしい。
私がこの記事を書く理由は、ひとつ。少しでも同じ過ちを繰り返してはならない。人の命で遊んではいけない。人の命を軽率に利用してはいけない。
強く、言いたい。そして、忘れないでほしい。
私は一生、あの命が終わる音と共に、忘れることはないだろう。

進捗状況報告

何も、手がつかなかった。
心の弱さを再確認した。頑張らなければならない。
明日は、小説「食わず嫌いの治し方」の最終話を公開します。凛と栞たちを最後まで見届けてほしいです。

水村ヨクト

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