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こんばんは。売り方イノベーターのよくたろうです。

先日よくたろうがこんな相談を受けました。

Aさん「新規事業のサービス設計するのに、他部署を巻き込む必要があって、対象となる部署に協力を依頼したのですが、全く聞いてくれません。どうしたらいいのでしょう」

それは困りましたね。

ということで、どんな内容、どんな風に依頼したのか聞いてみました

Aさん「新事業でのサービスとして、この部分は我々できないので、他部署からのサービス提供をお願いしました」

なるほど。Aさんの部署は何を提供するのですか?

Aさん「この新事業においては、社内にバラバラに存在する複数のサービスをまとめるだけなので、我々は何もしませんよ。できる部署があるんだから、やってもらうしかないです」


複数のサービスをまとめることがお客様にとって価値になる、と考え    ての新事業だと思うので、その価値を言語化することが大切ではないですか?


Aさん「そうですが、実際うちの部署は何もできませんよ。サービス提供するところが責任とれないものを僕が責任なんて取れないですし」


よくたろうが、他部署の人でもこれでは協力しようとは思いません。

新しいことに取り組むとき、やりたい!と思っている方は会社の援護射撃もあって盛り上がっているので、お願いしたらやってくれるのは当たり前、と思いがちです。

一方で、正解がない中のチャレンジなので、当然リスクは高いものになります。

Aさんの依頼だと、「自分は何もリスクを負わずに成功したいので、そちらで対応してください」と言っているのと同じでした。

では、リスクを負わない思考で新事業は成功するのでしょうか?

Aさんの新事業は、社内にあるバラバラのサービスを一連のサービスにまとめて提供することで、お客様の煩雑さを減らしたいというものでしたが、単にまとめるだけで成功するならすでに誰かがやっているわけです。

実際にまとめてみるとサービスに過不足が出たり、部署間の衝突があったり、いろんなことを設計したり乗り越えないといけません。

ここで、リスクを負わない人は、無難なやり方に小さくまとまるので、いろんな設計も無難なやり方にとどまります。とすると、誰でも思いつくやり方やサービス設計になるため、新事業としての魅力は低くなっていきます。

また、リスクを負わない考え方はなかなか信頼してもらえない可能性があります。先ほどのAさんでいうと「この人の仕事を受けたら、失敗したらこちらのせいにされるのではないか」と相手に思わせてしまい、信頼関係を築けなかったのです。

実はAさんは、他の場面でも同じことが起こっていました。

幹部から、新事業への指摘が入った時、Aさんが一生懸命説明するのですが、違う角度でさらに指摘され、上げ足もとられる始末です。代わりによくたろうが、「こうやります。まだ検討中の部分がありますが、ご指摘反映して取り組みます」と言えば「わかった」で済んでしまったこともありました。

「リスクを負う」というと危険なチャレンジをする、ように思いがちですが、単に「結果にコミットする」「ゴール思考で設計する」だけで「覚悟」ができるようになることなんです。むしろ、幹部の例にもあるように、リスクを負うことで楽になることはたくさんあります。

本日の20字まとめ

リスクをとって、新事業を成功させよう


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