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30代男性。自分は曲がりなりにも生きていけると思いはじめた頃に、日本の衰退を肌で感じる…

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30代男性。自分は曲がりなりにも生きていけると思いはじめた頃に、日本の衰退を肌で感じるようになり、何か全体をよくすることができないか考えるようになった。自身の考えを発信することで様々な方が前向きに物事を捉えられる社会を目指したい。自身の理想主義的な側面を前面に出したアカウント。

最近の記事

「国民的」は消滅し、「クラスター民的」の時代へ

世紀の一戦と話題であった那須川天心氏と武尊氏の対戦について、地上波での放送が見送られることが決まった。これについて、天心氏は以下のように悔しさを吐露している。 なおこのマッチはすでにABEMA TVによる有料配信が決定しており、その意味では世間に届けることはできている。 だからといってこれらの発言をテレビ推しの懐古厨と一蹴しようとするのは待ってほしい。少なくとも本人から強烈な蹴りが返ってくるから危険だ。天心氏はマスメディア、特に地上波の重要な特徴を指摘しているのだ。それは以

    • スタートアップは連帯感形成にミッションを使うな

      先日、とある若いYouTuberが友人たちとゴルフ場の池の水を全部抜いて掃除する動画をみた[1]。 膨大な量の水草を刈り取ってトラックに積み、を繰り返す。途方もない作業だ。 そのなかで彼らは自然と分業して効率をあげて最終的に池は綺麗になる。 さらにこのプロジェクトを通じ、彼らの結束は深まった。 淡々とした描写が続く動画ではあったが、つい最後まで観てしまったのは、この幸せな世界を見届けるためかもしれない。 そしてこの幸せな世界こそ、19世紀の社会学者デュルケームが社会分業論で

      • ゴールデンカムイが発明したアイヌ

        久々に地元に帰ると、大きな池のある公園に立看板があった。 「ここは新撰組志士の〇〇が△△した池です」 私はそれが創作映画にあやかって立てられた看板であることは知っていた。 つまり実在しない人物の架空のストーリーに対する説明が書かれていたということなのだ。これは冷たくいうと歴史の捏造とも言えるが、私は黙認した。いや、むしろ誇らしい気持ちにすらなった。この何の変哲もない池もストーリーを与えられ、人々に思いを馳せられる存在となったのだと。 バリの伝統芸能とされる「ケチャ」は193

        • 「ゼレンスキーです」を許容できる風土へ

          事象2022年5月25日 玉城デニー知事が 「第2回米軍基地問題アドバイザリーボード会議」の冒頭で 「ゼレンスキーです、よろしくお願いします」と発言した。[1] すぐにその場で「冗談です」と打ち消した。[2] このことについて知事は記者会見で真意を問われた際、 「不用意だった」と陳謝した[2]。 この発言に対し、県議会議長の赤嶺昇氏は 「議会として決議をロシア側へ発信した。知事の発言は看過できない」 と追及し、今後県議会として対応を協議する考えを示した。[3] その後

        「国民的」は消滅し、「クラスター民的」の時代へ