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育休期間は自分らしく決めていい
「育休はいつまでを予定しているの?」
「赤ちゃんを産んで、いつ戻ってくる予定なの?」
妊娠報告後、職場でよく聴かれる質問です。
4月入園所を目指す方が多いですが、私は子供が0歳のうち、お母さんが復職したいときでよいと考えています。
私は、第1子出産後は4ヶ月半で2018年10月に復職し、働くお母さんになってもうすぐ4年です。
副業のキャリアコンサルタント、育休後アドバイザーとして、働く/働きたいお母さんの声を直接聴いてきました。
育休は長すぎると逆効果?
あまりに長い育休は逆効果となります。
週末休み明けは前向きに職場に向かえるのに、長期休暇の最終日はなんだか憂鬱‥と感じてしまうのはあなただけではありません。
休業期間が長くなればなるほど、職場復帰がおっくうに感じてしまうことがありえます。
育休期間がお母さんの就業に与える影響は、日本よりも長く育休が取得できる各国からも報告されています。
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オーストリア、カナダ、ノルウェーなどで、育休期間の延長前後での政策評価では、1年以内の短期の育休制度はお母さんの出産数年後の就業にとって多少のプラス、一方で、それより長い、例えば3年の育休制度はお母さんの就業にとってわずかにマイナスの影響があったケースが多いようです。
雇用が保障され、給付金をもらいながら子育てができるとお得感がありますが、育休があまりに長くなると、仕事のスキルや習慣も失われ、長期的にはお母さんの就業にとってマイナスになってしまうようです。
お母さんが子供を育てるべき「根拠」
母乳育児は子供の健康にメリットがある
育休中であれば、母乳育児は続けやすくなります。
WHOは、理想的な成長、発達、健康を促すために生後6カ月まで母乳のみの育児を行い、 その後は適切な食事を補いながら2歳かそれ以上まで母乳を続けることを推奨しています。
また、母乳育児はお母さんを乳がん、卵巣がんや2型糖尿病からも守ってくれます。
粉ミルクと比べると、母乳に含まれる多くの成分は人工的に複製できませんし、加工、包装、そして使用時に消費するものが不要となり環境に優しいです。
1年間はお母さんと一緒がいいは‥うそ?
「○歳までは子供のそばにお母さんがいないと!」とよく言われますが、そうでもないようです。
育休先進国の各国では、生後、お母さんと一緒に過ごした期間の長さは、子供の発達、将来の進学状況・労働所得などにはほぼ影響を与えていないことが政策評価、報告されています。
子供にとって育つ環境は大変重要ですが、育児をするのは必ずしもお母さんである必要はなく、きちんと育児のための訓練を受けた保育士さんであれば、健やかに育てることができるようです。
お母さんにとってはちょっと寂しい結果ですが!泣
よい保育施設を見つけて、入る
復職するためには、子供の預ける必要があります。
よい保育施設ってどこ?という方のために、厚生省児童家庭局保育課から「よい保育施設の選び方」が公表されています。
親のこだわりも出てきますが、まずはこちらを参考に保育施設見学をしましょう。
一斉入所の4月以外を考える場合、保育施設の空き状況の確認も大切です。
「お住まいの自治体 保育所」とGoogle検索すると、HPがヒットすると思います。
私の住む仙台市では、年齢ごとの空き枠・定員・入所状況が毎月更新されます。
定員に達していないのに空き枠が0というときもあり、申込後に保育士が補充されて入所できた!という方もいました。
そうした情報は、定期的に保育施設と自治体の担当窓口の両方に確認するとよいかもしれません。
認可外保育施設では、入所予約できる場合もあります。
認可保育所に入れないときのために、通所可能な範囲の認可外保育所も調べて、見学しておきましょう。
まずは認可外、そのあとに認可保育所に転園という選択肢もありです。
「○月に復職する、保育所は△月までに入れるようにする!」できるできる〜!という前向きな気持ちでいるとよい保育施設に入れます◎
育休期間、もっと柔軟に考えてもいい
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育休はなんとなく4月までではなく、子供が0歳のうち、お母さんが復職したいときまででよいと考えています。
だからこそ、いろんな視点で育休期間について考えて、家族や職場の方々と話し合いたいです。
自分の気持ちにもっと素直になりたい方へ、参考になれば嬉しいです。
それでは、また/
▽「育休の経済学」についての読書記録はこちら。