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城の西の柳が 柔らかな春を揶揄うように ゆらゆらと揺れる そのさまに 別れの悲しみが思い…
岩礁には 雲が立ち込め 波には 月影がきらめくときに 人魚は夜 黒龍の鉛水を求め 龍宮へ…
閉ざされた花園へ 夢のうちに訪れました 夕陽は物言わず 燕は悲しげに飛び去ってゆきます …