勝手にチャレンジ1000 0044南国うまれの方々、避寒のためお引っ越し。

暖冬ではあるけれど、ようやく寒くなってきた、と、同時にいよいよジャスミン危うし。
葉っぱの色が少し褪せて、厚みもなんとなく薄くなっていくみたい、な、気がする。

冬はお日様が低くなって、以前はそのぶん長く部屋の奥まで日が差していたのだが、庭の南側にアパートが建って、その高さが絶妙に冬の太陽を隠してしまう。夏はその屋根を越えて見えていた太陽が、冬はこちらに顔を見せてくれない。南中の太陽光線が屋根の輪郭を際立たせて輝くのが精一杯だ。
気温が低くなっても、日中だけでも陽射しが当たればと思い、陽の当たる場所へと鉢を動かして日向を追いかけるが、それも冬至に向かって難しくなった。

一昨年の秋、うちにやってきたこぶみかんとライムも寒そうにしている。
植え替えて息を吹き替えしたこぶみかんはまだしも、植え替えて切り詰めてもなかなか勢いを回復できないライムはとうとう二枚残して葉っぱを皆落としてしまった。
昨年は室内にいれて明るい出窓においておいたのだが手入れ不足、放置しすぎでこぶみかんはうどん粉病になってしまったし、ライムも弱ってしまった。何しろ我が家のリビング、片付けが悪くてごちゃごちゃなので気が滞っているのかもしれなくて、住んでいる人間まで調子悪くなりそう。冬越しのためにうちにいれるのに、スッキリした場所を用意してやれてないのが不甲斐ない。

そんなことをぐずぐず考えていたら、「うちにもってきたら」と、母が言ったので冬の間預かってもらうことにする。

昨日、実家に行くついでにジャスミン、こぶみかん、ライムも乗せて行った。
母の指示で指定の場所に置く。
先客で実家のハイビスカスもいる。
明るく、暖かい廊下で心なしかホッとしているようにも見える。それは私の心がホッとしているのであろう。

そういえば夫の両親の家にはリビングにガラスの扉のついた出窓というか、小さな温室のようなニッチがあった。蘭の冬越しスペースとして、家を新築したときに義父が作らせたものらしい。
義父が亡くなって、たくさんあった蘭も無くなってしまったけど、私が持って帰った君子蘭が一鉢ある。株分けして結構元気にに大きくなっていたのだが、一昨年、昨年と新しい仕事を始めて生活が変わり、放置していたので、この冬は見る影もなくあわれな状態だ。生活に追われて荒んだ心が庭に現れるのだ。

南国トリオが避寒に行ったので今度はこの君子蘭を手入れしようと思う。

まだ間に合う、と、思うし。

#gardenwork1000

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