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「追憶のミーコ」まとめ

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フォトエッセイ「追憶のミーコ」の記事をまとめました。
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#猫好き

追憶のミーコ その1

以前から書きたいことでもあったので、 noteのお題に乗ることにした。 「猫のいるしあわせ」で…

山田深夜
4か月前
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追憶のミーコ その2

ミーコと触れあった期間は、5、6年ほどだったように思う。 手元に残る画像データを調べると…

山田深夜
4か月前
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追憶のミーコ その3

そう。2001年頃。 部屋で執筆をしていた私は、誰かの視線を感じた。 見れば庭から、猫がこちら…

山田深夜
4か月前
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追憶のミーコ その4

ミーコが私の部屋に出入りするようになったのは、 私がシャカリキになって仕事し、 なのに食え…

山田深夜
4か月前
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追憶のミーコ その5

ミーコは、とても躾の行き届いた猫だった。 いや、彼女の性格もあったのだと思う。 部屋に入り…

山田深夜
4か月前
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追憶のミーコ その9

2006年。 角川書店の文芸誌にて、 「電車屋赤城」の連載が始まった。 この頃には、複数の出版…

山田深夜
4か月前
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追憶のミーコ その10 終

ミーコが姿を消した翌2007年、 連載していた「電車屋赤城」が、 角川書店より刊行された。 無名新人の、初めての長編小説である。 今までにない、 電車整備の世界を描いたためもあろう、 おかげさまで好評であった。 受賞は逃したが、 有名な文学賞の候補にもなった。 すると角川から連絡があった。 「映画化のオファーがあるのですが、お受けしますか?」 私はなんとも驚いた。まるで夢のようである。 監督と脚本家の名を尋ねると、どちらも高名な方である。 舞い上がった私は、もちろんです、と