マガジンのカバー画像

「追憶のミーコ」まとめ

10
フォトエッセイ「追憶のミーコ」の記事をまとめました。
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

追憶のミーコ その1

以前から書きたいことでもあったので、 noteのお題に乗ることにした。 「猫のいるしあわせ」で…

山田深夜
4か月前
14

追憶のミーコ その2

ミーコと触れあった期間は、5、6年ほどだったように思う。 手元に残る画像データを調べると…

山田深夜
4か月前
14

追憶のミーコ その3

そう。2001年頃。 部屋で執筆をしていた私は、誰かの視線を感じた。 見れば庭から、猫がこちら…

山田深夜
4か月前
12

追憶のミーコ その4

ミーコが私の部屋に出入りするようになったのは、 私がシャカリキになって仕事し、 なのに食え…

山田深夜
4か月前
11

追憶のミーコ その5

ミーコは、とても躾の行き届いた猫だった。 いや、彼女の性格もあったのだと思う。 部屋に入り…

山田深夜
4か月前
11

追憶のミーコ その8

共用の庭は便利で、テントの試し張りをしたり、 仲間を呼んでささやかな宴会をしたりと、 よく…

山田深夜
4か月前
23

追憶のミーコ その9

2006年。 角川書店の文芸誌にて、 「電車屋赤城」の連載が始まった。 この頃には、複数の出版社から執筆の依頼があった。 すべて大手である。 打ち合わせと称する接待も頻繁に受けた。 まるで世界が一変したような心持ちであった。 「夢じゃないよな?」と、 自分の頬を何度も叩いたものである。 それほど今までとは違った。 なにより驚いたのがギャラ、つまり原稿料だった。 「少なくてすみません」と提示されるのが、 バイク誌の頃の倍以上の額だったのである。 しかも好きなだけ書いてよいと

追憶のミーコ その10 終

ミーコが姿を消した翌2007年、 連載していた「電車屋赤城」が、 角川書店より刊行された。 無…

山田深夜
4か月前
26