見出し画像

引退の日が近づいて参りました。

今回の部員日記は、総合政策学部4年の横田崇之介が担当させていただきます。


9月も残り数日となり、長かった夏休みも終わりを迎えようとしています。

今年の夏休みは例年よりも早くから始まったのですが、家でオリンピックを見ているか部活かの2択でした。
新型コロナウィルスの影響で旅行にも外に遊びにも満足に行けず、また、2年連続で夏の全国大会であるインカレが中止となったこともあり、ひたすら暑い中、先の大会も見えない状況での練習でした。


あれ、これ学生生活最後の夏休み。。。



それはさて置き、いやさて置けないぐらいコロナには文句を言いたいところですが、そろそろ本題に入ります。


4年生は毎年、秋のリーグ戦をもって引退します。まだ開催されるかは定かではありませんが、あるとすれば恐らく11月頃になると思うので、私が現役中に書く部員日記はこれが最後となります。

そこで、引退を直前に控えた今の状況で感じたことについて書きたいと思います。
現役部員の後輩たちは来年以降の参考に、卒業生の先輩方は現役時代を懐かしみながら読んで頂ければ幸いです。


1つ目は、やっぱり寂しさですかね。
先週の練習後の夕方、コートで同期や後輩と引退後について話をしていたとき、ふと込み上げてきました。後輩が「エモいっすね」なんて若者言葉を突然使ってきて大変困惑しましたが、エモーショナルな気分になっていたことは確かです。

この4年間テニスしかしてないんです。たった一度の学生生活がほんとにこれで良かったのかな、もっと他にやりたいことたくさんあったよな、なんて思う時もありましたが、その毎日テニスの生活がいざ終わるとなると寂しいものです。
中学から始めて10年間、何度もうやめたいと思ったかはわかりません。それでも続けてこれたのは、やっぱりテニスが好きだったから、そして顔を合わせればそんな想いも忘れさせてくれるような同期、先輩、後輩がいてくれたからだと思います。
私にとって、慶應義塾大学体育会ソフトテニス部は本当に居心地の良い場所でした。

私は地元に帰って就職する道を選びました。そのため来年以降この4年間で出会った仲間と気軽に飲みに行くこともできなくなります。そう思うともう今既に少し泣きそうですが、たまには連絡を取って、みんなそれぞれの場所で頑張ってることを感じながら自分も頑張りたいですね。
あと3ヶ月ほどは神奈川にいるので、先輩方にたくさんお世話になった分、後輩たちに少しでも還元できたらと思います。


2つ目は、もう下の代にチームを任せて大丈夫だと思ったことです。
先日練習中、後輩たちとのファイナルゲームの試合を制した後、3年生のある後輩から「今の時期は4年生には圧勝で勝ってほしい、あいつらにいい勝負ができると思わせてはいけない、来年のためにも危機感を持たせなければならない。」と言われました。その場では「あいつら強くなってるんよ〜」なんて言ってちょけて返しましたが、本当にその通りだと思いました。

私は今年の春初めてリーグ戦に出場しました。校内戦での戦績もそこまで悪くなく、これまで応援席から見てきた先輩方のようにリーグで活躍することを目標に真面目に練習にも取り組んでました。
そして迎えたリーグ戦、結果は全敗でした。調子が悪かったわけでもないにも関わらず、点をいくら取ってもこの相手には実力的に敵わないなと、試合中に感じたことを今も鮮明に覚えています。
そして、チームとしての結果も6位、最下位でした。

監督コーチ陣も春以降、リーグで勝つ難しさを口酸っぱくチームに伝えてくださっています。1.2年生は今年、昨年と応援席から試合を見ることもできなかったため、リーグがどんなものなのか想像できないかもしれません。しかし何度も言われてることかと思いますが、今校内戦で勝てないと思っている現レギュラー陣でも勝てなかったんです。

来年以降、現レギュラーの半分以上を占める4年生が抜けたチームで勝つためにも、来年レギュラーとなる後輩たちにはまだ4年生がいるうちに、本気で勝つ気で練習して向かってきてほしいと思います。たまにファイナルでギリギリでも勝てたら嬉しいではなく、常に4-0で勝つぐらいの勢いで。4年生もプライドがあるので簡単には負けませんし、圧勝してまだまだ強くならなければならないということを感じさせられるように最後まで頑張ります。

これからチームを引っ張っていく3年生からこのような言葉が出たことは、来年以降のチームについて真剣に考えている何よりの証拠だと思います。嬉しくもあり、自分たちのいないチーム慶應を想像すると寂しくもあります。さっきから寂しくなってばっかりですみません。

とにかく、自分たちが引退しても後輩たちに安心してチームを任せられる、頼りになるなと感じたということです。頼りない副将で申し訳なかったですが、1.2年生は来年以降、安心して3年生に着いて行けばいいと思います。きっといいチームになれるはずです。
でももし3年生が間違った方向に進もうとしていたらすぐに止めて、喧嘩してください。
それはそれで面白そう!バチバチにやり合おう!


私たちの代が昨年先輩方にこんな風に感じていただけていたかどうかは今になって少しばかり不安ですが。

そうだといいな!





長くなってしまってすみません。
まだまだ書きたいことはあるのですが、これ以上書くと引退後の最後となる部員日記で書くことがなくなってしまう気がするので、今回はここまでにしておきます。



最後に、最近寒くなってきてますし皮肉をひとつ言って終わりたいと思います。



「今年も本当に、最高の夏だったなぁ」





長く拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?