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新社会人が仕事の質をちょっとだけアップさせる3つのポイント

新社会人のみなさん!もう研修期間は終わりですよー!ということで、この記事では、社会人になったばかりの人が仕事の質をちょっとだけアップさせる秘訣を3つお伝えします。いずれも私が新社会人だった12年前に、自分自身に教えてあげたかったことです。

ちなみに私は35歳の金融マン。3年間支店で勤務後、リサーチ業務に7年、メディア運営を2年従事しています。

1.あえて興味ないことにチャレンジする

10年以上働いていて一番感じるのは、自分が知り合う人の数だけ世界は広がっていく、ということです。逆に言うと、知り合いの人や自分が触れた世界以外の価値観はとても見えにくい傾向があります。

「世界を広げる」ことは、自分の成長可能領域を広げてくれます。いくら専門知識をつけたり、特殊な技術を身につけても、それを活かせる場所や会社、人と出会わなければ、意味がありません。

では、どうしたら「知り合う人」を増やせるか。それは自分の興味がないことにもチャンスがあればチャレンジすることです。若い頃は特に、上司やお客様から、知らない人がたくさんいる飲み会やイベントに誘われることがあるはずです。そういった機会は確かに短期的に見れば非効率的なものに見えるかもしれません。ただ、中には人生を左右するような人との出会いもあるかもしれないのです。

人との出会いだけではありません。本を選ぶ時や、観る映画を選ぶ時、道を選ぶ時も、あえて自分が知らない、興味が今までなかったものを選ぶのです。そうすることで、自分の成長領域を広げるだけでなく、今の自分の仕事との新しい接点が見つかることがあります。ぜひ自分が興味ないことにどんどん飛び込んでいってください。

2.目的か手段かを見極める癖をつける

「ぜひAIやビッグデータを使った、話題になりそうな新しい企画をうちとやりませんか」

最近、いろんな業種の現場でこんな話が交わされることがあります。もしかしたら新入社員のみなさんもこういう提案を聞く機会があるかもしれません。それに対して、「面白そうですね!ぜひやりましょう」と即答してはいけません。

これはよく言われる「目的と手段の混同」という現象です。上記の「新しい企画をやりましょう」という提案は手段の話です。目的が示されていないのに、手段を先に決めてしまうのは本末転倒。ちょっと考えれば誰でもわかることなのですが、多くの人が気づかないまま過ごしてしまいがちな問題です。

なぜ目的と手段を混同してはいけないのでしょうか。それはリソース(時間・人・お金など)を無駄使いしてしまうからです。ゴールが見えていないのに、とりあえず走り出す、という行為は極めて非効率ですし、「なんとなく仕事している感」に陥りがちです。

ぜひ新入社員の時からこの「目的の話か、手段の話か」を意識してください。それだけでも、自分のリソースを有効に使えるだけでなく、論理的に会話ができることで、上司からもお客様からも評価されるはずです。

3.数字と言葉で自分の価値をつくる

営業の収益や、コストの削減は数字で全て表されるため、仕事の結果を表すのにとても便利です。目標に対してそれを上回るような結果となれば、社内でも評価されますし、自分の自信にもつながります。

しかし、全ての仕事が数字で表せるとは限りません。社内システムの保守を手がける仕事や、適材適所の人員配置を手がける人事部など、なかなか数字では仕事ぶりを評価するのが難しい部署・仕事もあります。

また、営業の部署だったとしても、収益だけが評価に繋がるとは限りません。例えば、上司やチームの仲間が仕事がしやすいように、様々な情報を整理する人もいます。収益があまり上がっていなくても、周囲の人に好影響を与えていれば、上司からの信頼は厚くなる可能性があります。

そういった場合は、時間が過ぎてしまうと、数字だけが残ってしまう恐れがあるので、きちんと言葉で記録したり、周りの人に伝える努力をしておくことをオススメします。そうすることで、希望する仕事ができたり、自分に不向きな仕事を避けることができるのです。

まとめ

今回は、新社会人のみなさんが少しでも仕事を効率的にこなし、周囲から信頼を得るポイントを3つお伝えしました。それぞれ、自分の仕事の幅を広げるコツ、効率的にリソースを活用するコツ、将来のリスクを避けるコツとも言い換えられます。自分だったら具体的にどんなことができるかを考えて、ぜひ実行してみてください。

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