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子育て中の女性の再就職
小さな会社の人事部長。元人事コンサルが事業会社の人事部長となりました。これまで大企業、スタートアップ、フリーランス、中小企業とあらゆる立場でもがきながら生きてきた女です。3人の子育てしながら、良い生き方、良い働き方、人生の楽しみ方を模索している実体験を綴ります。*スペック*40代、子供→関西、九州最難関中学に合格した中学生長女、サッカー少年(小4男)、のんびり末っ子(年長女)、3人の子育て中。夫は自営業。
未就学児2人を抱えながら正社員としての転職活動
とある方が面接を受けに来られました。
新卒で大手金融機関に就職後8年間就業されています。その間、1人目を出産し、復帰、その後2人目を妊娠。その後パートナーの転勤も重なり、出産ギリギリまで就業し、産休、育休を取らずに退職。
その後、引っ越し先で1年半ほど育児に専念。上の子は幼稚園、下の子は無認可保育園に入園できることになり復帰を決意し、転職活動。
とても人柄も良く、キャリアについても頑張ってこられたことが伺える。
が、しかし。物理的な問題が浮上。
就業時間は9:00-18:00であるが、幼稚園の預かり時間は18:00まで・・・
この時点で完全に無理ゲーになっています。
シッターなどを利用しながら乗り越えるつもりだ、とお話しされてましたが経験上、相性の良いシッターさんがすぐに見つかることも難しく、お迎えと帰宅までの時間の面倒を見てもらうことのコストがなかなか辛いよね。というこは分かってしまう。
本人にしても、こうしたことをいろいろ考え抜くと、再就職は諦めよう・・・
となる人がほとんどではないかと思います。
でも、今回面接に来られた方はそこを乗り越えようと必死にもがいている様子が窺い知れて、他人事ではないので涙ちょちょぎれそうになりました。
一般的な就業時間って9:00-18:00が多いと思うのですが、子供育てていたらかなり無理がありますよね。
だから時短制度というものができたのでしょうが・・・
就業して1年経過した人しか使えない!?時短制度の難しさ
一般的に時短制度は就業後1年経過した人にしか時短制度の利用権利がないところが多いと思います。
なので、小さい子供を抱えながらの転職活動って本当にきついと思います。
さらに、転職先でいきなり時短制度を利用しつつ、子供の突然の発熱などで早退や欠席などしつつって・・・
なかなかの肩身の狭さを味わう羽目になりそう・・・
そんな思いまでして、仕事復帰する??
諦めよう・・・。はい、またここで壁が立ちはだかり諦める人が多いと思われます。
社長に相談!!
採用候補者がこんな状況です。
ということを社長に相談しました。
社長「1年以上っての無くせば良くない?」
私「そうですね」
以上で、そこについては1分で解決しました。笑
なんと、柔軟でスピード感のある判断ができる社長なんでしょう。
これからの時代、女性だけでなく、男性だっていつでも残業できて、いつでも長時間働ける人ばっかりなわけないしね。
就業時刻のデッドラインが物理的に決まっている人が入ってきてくれたら、逆算して仕事するスタンスだったり、仕事の効率化やコミュニケーションの取り方などその人から学ぶこともたくさんありそうじゃない?
と・・・
その通りすぎるけど、よく社長自身はバリバリと働いて奥さんは専業主婦というスタイルだけどそこまで考えを及ばせることができますね。
これって当たり前じゃないよな〜
と思いながら改めて社長のフラットな考え方に共感をいたしました。
とりあえず、時短制度を使いながら転職してはいかがでしょうか?
と、打診はしてみました。
その分、報酬は時間単位分減額されるのでみかけの報酬がガクッと下がってしまうので、そこをどう捉えるかはご本人次第ですね。
さて、入社してくれるでしょうか。
※追記
その後、こちらの方は内定承諾となりました〜!
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