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2023年8月22日 SEEPSキャンプに同行して那須塩原市に行きました。

横尾です。
私が所属している学会で環境経済・政策学会というものがあります。
略称はSEEPSです。

この学会の博士課程院生・若手研究者向けの事業として
SEEPSキャンプ
というものがあります。

今年度のSEEPSキャンプはコロナ禍が明けたおけげで、初の対面開催となりました。
そして、実行委員というキャンプの運営側として、那須町および那須塩原市に行ってきました!

那須塩原駅

このSEEPSキャンプはSEEPSの会員だけでなく、非会員でも下記の条件を満たせば参加可能です。
交通費や宿泊費や食事代など基本的にすべての経費を学会が負担します。
今年度は応募者のうち8名が採択され、残念ながらご家庭のご都合で辞退となった方を除く7名の院生・若手研究者がSEEPSキャンプに参加しました。
みな、環境政策学を志す若者です。

ほとんどの人は初対面で、那須塩原駅の現地集合で初めて知り合うことになりました。
そして、7名が2泊3日を過ごし、研究発表やその他の企画で親睦を深めました。

SEEPSキャンプの趣旨
本企画は環境経済・政策学会(SEEPS)の未来を担う大学院生・若手研究者や民間企業等で活躍する若手コンサルタント等を集め、交流の機会を設けるイベントです。このイベントを通じて知り合った次世代がお互いに切磋琢磨し、将来的に学会等で活躍することを期待します。

SEEPSキャンプの対象者
環境経済・政策学の研究を志す、応募時点で「修士号取得後8年以内の者」または「博士課程在学中の者」または「博士号取得後5年以内のポスドク研究員や助教相当の職の者」が対象となります。日本の環境経済・政策研究を盛り上げる熱意のある方を募集します。
SEEPS会員でなくとも参加可能です。会員以外の応募を歓迎します。国外在住者の応募も歓迎します。(ただし、国外から日本での拠点までの旅費は補助されません。)

2023年度募集要項より

2020年度、2021年度、2022年度は新型コロナのためにオンラインで実施してきました。
過去の様子はこちら

そして、ついに今年度は対面で開催することになりました。
そして、環境経済・政策学会の事業にふさわしい開催場所を探しました。
その結果、脱炭素先行地域に選定され、国立公園もあり、ゼロカーボンパークにも登録されている那須塩原エリアに決めました。
参加者の宿泊施設としては、「泊まれる太陽光発電所」をうたうLooop Resort NASUにしました。

こちらが宿泊施設の外観です。

Looop Resort NASU その1
Looop Resort NASU その2

今年度の参加者の所属機関は東京大学、京都大学、神戸大学、金沢大学、明治大学、立命館大学と例年通りに多様でした。
研究アプローチもSEEPS同様に学際的で多様で、応用経済学、ガバナンス学、産業連関分析、国際関係論などでした。
また、留学生の方もいて、国籍も多様でした。

1日目は駅前でランチをとりながら、自己紹介。
そして、近くのスーパーでカレーの食材を購入しました。
その後はLooop Resort NASUに移動して、Zoomで先輩の環境政策研究者3名に繋ぎ、「先輩に聞く:大学院修了後のキャリアについて」というトーク・セッションをしてもらいました。
その後、みな早朝からの移動でへとへとの状態でしたが、カレーライスとサラダを参加者7名で作ってもらって、食べました。

1日目の調理の様子@Looop Resort NASU

2日目は朝食と休憩の後に、那須塩原市役所に移動しました。
脱炭素先行地域に選定されるほど積極的に多様な施策を実施している、那須塩原市気候変動課のみなさんにここまでの経緯や現状の政策課題について情報提供していただきました。

那須塩原市本庁舎
5階が気候変動対策課

2日目の午後は参加者による研究発表。
その際には、午前中に聞いた那須塩原市の政策課題について、それぞれの研究アプローチで研究するなら?というお題でのディスカッションもしました。
夕食はバーベキューでした。

3日目は那須塩原エリアの南ヶ丘牧場に立ち寄ってから、那須塩原駅で解散しました。

初の対面開催で、うまく行くのか運営側としては不安でいっぱいでした。
しかし、ほぼ初対面の7名が自然と仲良くなってくれ、放っておいても勝手に議論してくれて、盛り上がってくれて、本当に安心しました。

こうして初めてSEEPSのイベントに参加してくれ、知り合いとなった研究者の卵の方々が、近い将来にSEEPSの年次大会で発表してくれたり、学会誌で気鋭の論考を公表してくれたり、さらには国際的な環境政策学、環境経済学の世界で活躍してくれるといいなと思っています。

2023年8月 横尾

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