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Blender のショートカット [Alt + H] が Intel Arc Control の影響で使えなくなる問題と解決

初めに結論から書きます。
Intel® Arc™ Control のアプリから、画像のようなメニューを出して「ハイライトの開始/停止」を含むホットキー設定の無効化をすればOKです。

Intel Arc Control アプリ画面「すべてのホットキーを有効にする」をオフ

※「ハイライトの開始/停止」に割り当てられた [Alt + H] をほかのホットキーに変える方法もあります。

この記事の情報は、2024年9月時点のものです。

以下からは個人的な経緯と感想です。あるブログ記事の内容を参考に、Blender 3.6 を使って作業したときの話です。

Blender 3.6 作業、Hキーで非表示にされたオブジェクトを再度表示しようとします。
そのブログ記事に「Alt+Hキーで隠したものを表示」と記されている内容を試したとき、それをすると、右下に「ハイライトリールを開始」と出てくるだけで、その挙動になりませんでした。
もう1回押すと「ハイライトリールを停止」と出ますが、このメッセージが出る前までは、Intel Arc のドライバ関連のアプリが強めのCPU負荷で動いていました(タスクマネージャーより確認)。
キーマップ keymap に実際、"[Alt] H"が「隠したものを表示」と設定されています。

Blender 3.6 がハイライトリール云々のメッセージを出しているわけではないように感じました。
Intel® Arc™ Control が怪しいので調べると、[Alt + H] が「ハイライトの開始/停止」と設定されていました。
この設定は、他のホットキー設定と一緒に一括でオフにできます。
※「ハイライトの開始/停止」のみをオフにすることはできず、他のホットキーと道連れですが、[Alt + H] 以外のホットキーに変える方法ならできます。

Intel 社は Blender Foundation に支援(寄付)して oneAPI を使ってもらえるようにするのに、こんな Blender と競合するホットキー設定をしているのか、と思ったところです。
あんまり、Nvidia, AMD などを引き合いに出しクリティカルなことは書けません。

以下は参考情報です。

みなさまのお役に立てれば、と思って、今後もこちらのほうで投稿するかもしれません。


※Nvidiaでも似た現象があるようです。GeForce Experience というのが [Alt + Z] に干渉するというものでした。夏森轄さんの『【Blender Tips】知っておくとすごく役立つBlenderの機能108選』30分55秒で触れられています。トラブルシューティングするには、そのショートカットキーについてGoogle検索するという手もありますが、検索に頼りすぎるのもなかなか困りものなので、ひらめき運と検索だけでなく、ストレートに解決できる方法が得られるようになるともっとよいのですが。

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