古代歴史と自然科学探訪
こんにちは! 陽子絵画制作室です。
皆様いかがお過ごしですか?
今日は私と旦那さんで阪神間の日帰り旅行をしました。
この夏は休みの関係で全て日帰り旅行になったので、身近な史跡を訪問することになり、まず垂水の「五色塚古墳」を訪ねました。
旦那さんは初めて、私は10年ぶりでした。9時開門を目指して7時40分に家を出発して向かいました。
電車でお休みになっている旦那さんを人物クロッキーしました。
垂水駅からトコトコ歩いて行くと、兵庫県下最大の五色塚古墳が現れました!
見出しの写真は古墳の後円部分と、明石海峡大橋です。
すぐそばには小山のような「小壺古墳」がありました。
「五色塚古墳」は入場無料でした。
4世紀頃に地方の豪族によって作られた古墳で、戦後は畑になったり荒廃していました。昭和40年から10年間発掘調査と復元工事が行われ整備されました。
三段になった斜面は石が敷き詰められていて、一番下の斜面は付近の石、上二段の斜面は淡路島の石が敷かれているそうです。
まるで王冠のように鰭付円筒埴輪が樹脂で復元されてぐるりと並べられています。
4〜6個おきに上がラッパのように開いた鰭付朝顔形埴輪があります。
後円部から眺めた風景をスケッチしました。
山側を眺めると空に鳳凰のような雲が羽ばたいていました。
前方部から後円部を眺めた様子です。
五色塚古墳に至るまで緩やかな登りになっており、さらに後円部が小高くなっていて、大阪湾、淡路島、播磨灘が眼下に一望できる絶景の立地です。
よほど有力な豪族がいたと思われます。
数名の職員の方々が五色塚古墳の周りの芝を刈っているのを見て、1500年以上経った現代に至るまで庭師を使っている豪族はすごい人だと思いました。
他にも三々五々見学の方々が訪れていました。
その後、芦屋大丸でお弁当を入手し、芦屋霊園にお墓参りに行き、そこでお昼を食べてから、西宮市貝類館に向かいました。
貝類館エントランスに飾られた世界の貝殻です。
外の炎天下から入館してこれが目に入り、とても涼しく感じられました。
入館料は200円で、記念に一人一種類貝殻をいただきました。
この貝類館を訪れたのは初めてでした。
以前この近くの学校に勤めていて、貝類館の存在は知っていたのですが、訪れる機会を逸していました。
この度満を持して訪ねられて本当によかったです。
展示室は一階のみで、世界や日本、西宮などの地域ごとの貝類が展示されていました。
生きたカタツムリたちも展示されていました。
子供の頃に貝殻に興味があり、海に遊びに行ったときに買ってもらったお土産の貝殻や、貝の店、商店街の露天商から買ったもの、海で拾った貝殻など、今でもいくつかの箱に入れて大切に持っています。
絵画教室の静物画に使うこともあります。
それら見覚えのある貝殻も幾種類か展示されていてとてもうれしくなりました。
古代に絶滅したアンモナイトの化石も展示されており、現代も生存しているオウムガイとの違いも説明されていました。
アンモナイトです。
オウムガイです。
似ているようですが、空気の入っている気室という部分の形などが違うそうです。
オウムガイも古代からある生きた化石だそうです。
その他大小様々な美しい貝殻が展示されていました。
ガチャガチャもありました。
一つ買いました。
ガマグチミヤコボラが入っていました。
またコレクションが増えました。
西宮市貝類館は、西宮市出身のお医者さんでもあった菊池典男氏が西宮回生病院の自宅に開設した貝類館が元だそうです。
また貝の新種を689種類も発見した黒田徳米博士の標本や研究文献もあるそうです。
菊池氏は97歳、黒田博士は100歳という長寿を全うされたそうです。
ともに好きな貝の研究を情熱的に極められた立派な方々だと感心しました。
それから少し西にある「芦屋温泉 水春」に、橋を渡ってトコトコ歩いて行きました。
地下1500メートルから汲み上げられた天然ナトリウム泉で、500万年前の水が含まれているそうです。
源泉かけ流しの露天風呂で、日頃の疲れを癒やしました。
その後かき氷を食べて帰りました。
帰途の電車の旦那さんをクロッキーしました。
姫路には8時過ぎに到着しました。
近場だけですが、充実した一日が過ごせてよかったです。
皆様もよい夏が過ごせますように。
読んでいただきありがとうございました。
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