六甲アイランド美術鑑賞
こんにちは! 陽子絵画制作室です。
日々のアート活動と、身近な生き物の観察を綴っています。
今日は六甲アイランドの「小磯良平記念館」で開催中の「住友コレクション名品選」、同じく六甲アイランドのファッション美術館で開催中の「金魚絵師 深堀隆介 金魚鉢、地球鉢」を見に行きました。
先日、大原美術館でも、モネやピカソの名品を見ることができたので、今回も期待して鑑賞しました。
モネやルオー、ルノアールの名品を見ることができました、
ヨーロッパの画家の作品だけでなく、日本人の洋画家の名品もありました。
日本人の画家で、着物で競馬をする場面を油絵で描いた作品がありました。
とても写実的でしたが、日なたと日陰の明暗がはっきりしすぎていて、やや重々しく感じました。
着物の表現は日本画の方が軽やかでいいなと思いました。
岡鹿之助さんの「パンジー」の作品や、坂本繁二郎さんの「箱」の作品は、描いているモチーフはごく平凡なものなのに、独特の色使いや雰囲気で、不思議な絵の空間世界を表現していたのが印象的でした。
その後、ファッション美術館を見に行きました。
この方の作品は、実際見てみるまでどうなっているのか分かりませんでした。
以前、本物の金魚を大量に水槽に泳がせてライトで照らして展示する展覧会もあり、また、姫路市立水族館で、金魚を描いた作品が展示されていたので、同じような作品なのかなと思っていました。
ところがどちらとも違いました。
透明アクリル樹脂にアクリル絵の具で金魚を描き、また樹脂を流し込んで乾かしてその上から描くのを繰り返していたのでした。
それで上から見るとは完全に立体的な金魚が泳いでいるように見えるのでした。
写真撮影できるコーナーがありました。
金魚を愛する深堀さんが、金魚すくいの屋台と、周りの空間も金魚鉢の中のようにした部屋を表現していました。
非常に本物そっくりな金魚の作品以外に、上の写真のようにあえて平面的に描いた金魚達もいました。
平面的に描いても泳いでいるように見える、という不思議さがあります。
色々な支持体に金魚を表現されていて、強い金魚愛と、表現の冒険を面白く感じました。
その後、現在、秋の風景水彩画を展示しているファッション美術館の向かいのファッションマート2階の「神戸チャイハーネ」さんに行き、茶の葉定食をいただきました。
鮭の切り身が主なるおかずで、その他にも色々な手作りおかずと、茶の葉ご飯が美味しかったです。
今日は偶然小磯良平美術館前で母と、近所のSさんに会いました。
神戸チャイハーネさんにも水彩画を見に来てくださり、一緒にランチをいただきました。
ランチを頂いてから、元町のトアギャラリーに、水彩画展の案内ハガキを持っていき、その後姫路へ戻りました。
夕方、姫路駅前の「グランフェスタ姫路」の出窓に、勤務している高校の美術部部員が作った、「ハロウィンのでジオラマ」を設置する予定で、先生も生徒も4時に集合することになっていました。
顧問のS先生も部員たちも集まって、しばらくしてから担当の方が来られ、飾り付けをしました。
こんな素敵なジオラマになりました。
今回、緊急事態宣言で、しばらく部活動禁止期間があり、モチーフを家で作ったり大変だったと思いますが、センスよくまとめたと感心しました。
多くの方々にこのジオラマを見て楽しんだり、写真を撮ったりしてもらうといいなと思いました。
夜、家で保護しているアゲハの幼虫と、サナギをスケッチしました。
皆様も1日お疲れ様です。
読んでいただきありがとうございました。