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2021年フジロック 、「エモい」のこと

噛みきれない思いを抱え、楽しんでいる自分に軽く落ち込みつつも、作業をしながら、時に手を止めて3日間の配信を観た。

昨日、上のnoteを書いて、他は書くつもりはなかったのだけれど、個人的には、「1日目、2日目は何だったんだろう?」というほどに、3日目が濃厚だったので、備忘録として。

印象に残ったアクトは以下の通り。

おそらく唯一政治に対して明確な言葉で補償を求めたMCをしたTHE BLUE HERB。MC内容だけが一人歩きしてしまうのはどうかと思うほどに、彼から発せられる言葉すべてが彼の生き様で、全てがあの時感じているのであろう生の言葉だった。

ベストアクトは、GEZAN。リビドーそのものがパフォーマンスになっているような。個人的には、もう、圧倒的。ライブに絶対行きたい。

CHAIは、以前観た時と比べて音やステージングがグンと垢抜けていてビックリした。


平沢進電気グルーヴ(ややタイムテーブルがかぶっていたのは残念)、まりんは期待通り。

FINALBY( )。これをメジャーフェスでやりきる山塚EYE、さすがです、のステージング。

忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVERは、つかみのエセタイマーズのスタンスがもっともっとシャープだったらならば良かった。タイマーズの格好をして、タイマーズの歌を歌うだけではもったいない、というか、なんというか。

そして、MISHAが一曲目で歌った君が代。これは、オリンピック開催があった2021年のフジロックを思い出す度に、象徴的な出来事として、どうしても紐づいてしまいそう、だ。

以前、書いたnoteの一文を最後に。

美しいもの、言い換えるなら人の心を奪いやすいものは、容易に権力に利用される。

追記.2021.08.25】





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