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買い物を失敗しないための直感力の話

イヤホンの調子が悪く、騙し騙し使っていたのだが、遂に壊れた。修理するより購入の方が安く、さらに、すぐに利用したかったので、昨日、新しいイヤホンを探しに家電量販店へ。

オーディオ機器には一家言ある夫と一緒にフロアに足を踏み入れてびっくり。イヤホン、ヘッドホンコーナーが、私の想像のだいたい8倍くらいの占有面積で展開されていた。私は、オーディオ機器にも、デジタルガジェットにあまり興味がない。ゆえに「市場には、私の興味の8倍程度の需要があるのだなぁ」などと思う。

さて、この広大なイヤホンの海の中から、どうやって探そうか?

【探していたタイプ】
使わない時に首に掛けられるワイヤレスタイプ
ジョギング時にズレない耳自体に引っ掛けるイヤーフック型

【その理由】
耳にいれるだけのイヤホンは、出先で、装着していない時にケースにマメに戻さねばならないところが私の性質に合わない。夫の完全ワイヤレスイヤホンを借りて外出した時、「コレ、絶対に、なくすわ」と確信した。ゆえに、私はちょっと外した時に首から掛けられるタイプにこだわりたい。

耳に突っ込むように装着する完全ワイヤレスタイプは、飛行機に乗っている時のように耳に圧がかかるような気がして心地が悪い(あくまでも私の感覚の話)。そんなことを言うと、オーディオフロア担当のスタッフの方に「コレはその圧が少ないタイプですよ」と「耳の中の形に沿ってハメるプチイヤーフック(?)の完全ワイヤレスタイプのイヤホン」をオススメされた。試して見つつ、鏡で見ると、オススメされたその一品は圧を避ける分、やや浮かせるような仕組みだったためなのか、耳から飛び出た部分がまるでサザエの蓋みたいに見えた。それをスタッフに伝えたら、「初めて言われましたけど、確かに!」と爆笑された。

圧もイヤだけれど、サザエの蓋的なものを耳の穴にあしらうのは絶対にイヤだ!

そんな強い思いを胸に、①と②を満たしながら(そもそも時代は完全ワイヤレスタイプが主流のようで、イヤホンの世界では私のような嗜好はマイノリティのもよう。圧倒的に展開数が少ない)デザインに納得いくものを選んだら、たった一つしか残らなかった。ここまで、たったの5分。すぐに「コレにする」と私の即断ぶりに夫が「そういうところ、俺にはないわ」とおののく。

「音質にこだわる」という概念を全く持たぬまま、導かれるように選んだ1品。それは、beatsの高性能ワイヤレスイヤホン「パワービーツ」

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Beatsがアップルに買収されていたブランドということも、ラッパーのDr.Dreのブランドだということも、実は、即断即決した後、店先で夫に聞いて初めて知った。

「b」というロゴには見覚えはあったものの、興味がなかったので昨日まで気にしていなかった。まるで、dj hondaの「h」のように……。


さらに、Beatsブランドの音楽ストリーミングサービス『Beats Music』を担当している、音楽プロデューサーのジミー・アイヴォンも共同創業者なのだという! もう、音質も間違いないでしょ(笑)。

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家に帰ってパッケージを開けて、そのボックスや商品、アクセサリーのセッティングのされ方も麗しく、気分上々。

いざ、使ってみようとする段階で、iPhoneとの互換性の良さに気付き(そりゃそうだ)、さらに、充電器がiPhoneと一緒なのも良い(私は旅先で荷物をコンパクトにしたい派)と興奮!

デジタルツールを選ぶ観点(この場合、音楽を聴くことや性能、利便性)を完全に無視する買い物ぶりに夫は心底震えていた。けれど、自分だけの譲れないポイントを把握し、それを譲らないことが、買い物の直感力を上げ、失敗しないコツなのだと私は確信したのだった。

追伸.マスクをしなくてはいけないコロナ禍において、耳まわりが嵩張るのは難点。さらに、サングラスなどかけられやしない(苦笑)。

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