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コンビ愛から考える、リーダーとフォロワーの関係

TEDで「ムーブメントの起こし方」という有名な動画がある。これは、ビジネスの話だけではなく、日常でもいろいろと当てはまることがあるな、とことあるごとに思い出す。

動画の要点(3分で見られるので未見の方は是非!)は以下の通り。

最初のフォロワーは、実は一種の指導者でもある。彼の行動が、1人の変人をリーダーに変える。ムーブメントを引き起こす真の立役者は、実はこのリーダーではなく、最初のフォロワー。皆がリーダーを目指す必要はなく、志の高い変人の、最初の仲間になってあげましょう。

少し話は逸れるが、変人の横には、必ずそれを守るゲートキーパーの役割を担った人物がいる、という話も聞いたことがある。

人間のタイプをC(狂人)とG(ゲートキーパー), O(組織人)に分けて考える。Cは、短期的な利益が追えない人。Cの中で世の中で認められた人が、イノベーターになる。Cは、Oと直接に仕事をしてもうまくいかない。そこで、Gが、中間者として必要になる。

上記でいう、O(組織人)の仕事はAIに侵食されていく。これからの時代に必要なのは、天才を光り輝かせる役割を担う人の存在だという。

今日、こんなことを急に書いたのは、知人の以下のつぶやきを見たから。

サンドイッチマンのエピソードも思い出す。

富澤は伊達のことを「面白いよ、伊達。面白くないやつとは組まない」と言い切るほど惚れ込んでいる。しかし、伊達は高校卒業後、仙台で福祉関係の会社に就職しており「相方にするなら伊達しかいない」と思った富澤が、お笑いの道に誘ったときは、口説き落とすまでに3年もかかったという。

サンドウィッチマンのコンビ愛は今では周知の事実で、それが彼らの人気の礎になっていると私は思う。

最初の動画では以下のように語られる。

①まず、リーダーには笑い者にされる覚悟が必要。 
②要となる最初のフォロワーが、その楽しみ方を周りに伝える。
③リーダーは最初のフォロワーを対等に扱う。あくまでも集団行動なのである。

変人が評価されるには、必ず、それを評価する第一フォロワーの存在が絶対に必要。さらにいうなら、本能的に行動できてしまう変人よりも、それを評価する第一のフォロワーの方がセンスと勇気が必要である。その評価を受けたリーダーは自分の才能を過信することなく、フォロワーとの対等な関係を永続的に持続できるかどうか、このバランスがとても大切なのだと私は考える。

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