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続・noteでナンパした話

以前、noteでナンパをした話を書いた。

既にメンズメイクに卓越している方ではなく、興味はあるけれど、どうにも最初の一歩が踏み出せない。その葛藤を抱えている方と一緒に、この問題を考えていければ良いな、と。そして、彗星のごとく(!?)私の前に現れたのが鎌塚さん(の記事)でした。

エッセイを漫画に

ナンパ(!?)は成功し、打ち合わせの日を迎えた日に、私はハッキリと「鎌塚さんのエッセイを原案にして、漫画化もしたいんです」と前のめりに伝えたと記憶している。漫画にすることで、このエッセイの伝えたいメッセージがより多くの方に伝わるはずだと確信していたから。

それから、ことあるごとに「漫画にしたい!」を連呼していたら(「漫画と言えば」な出版社のひとつではあるものの、私のいる部署は女性誌を出す部署で、漫画作品を手がけるカルチャーはほぼない)、それを聞いた上司が「やろう!」とその場でスマホでラインを送った。その送付先がフリーランスで活躍するスーパー漫画エディターU村さんだった。

打ち合わせで思いをU村さんにぶつけ、この案件をお引き受けいただけることが決まり、(以前から作品を拝読していた!!!)糸井のぞ先生一択であたってみようということになり……そして、後日、糸井先生が引き受けてくれることになったという吉報を聞いたときには、まるでドラフトの第一回選択希望選手を引き当てた監督のようにガッツポーズをしてしまった。

原案者の鎌塚さんと糸井先生の打ち合わせから始まり、プロット、ネームなどのやりとりを並走させていただきながら、「漫画ってこんな風にできていくのか!」とキョロキョロ&感動しながらの約半年間。

そう、何を隠そう「漫画にしたい!」を連呼していたわりに、私は一度も漫画作品の編集担当をしたことがない。そんな私でもわかるくらいのトントン拍子さ加減でここまでくることができた。「うまくいく時って、こういうことなのかもしれない」とたくさんのご縁とご協力に感謝しつつ、先日、遂に第一回目の公開日を無事に迎えた。

『僕はメイクしてみることにした』

前田一朗、38歳、独身。平凡なサラリーマン。ある日、自分の疲れ切った顔とたるんだ体を目の当たりにしてショックを受けた一朗は一念発起、メイクを始めてみることに! 薬局で出会ったコスメ大好き女子のタマちゃんを「師匠」と仰ぎ、失敗や迷いを繰り返しながら、自分を労わることの大切さやメイクの楽しさに目覚めていく。

第1話はコチラ▼

原案のエッセイはコチラ▼
メンズメイク入門

メンズメイク に力を入れる理由

私が、メンズメイクに力を入れている理由は以下のnoteに記した。

男性がセルフケア上手になれば、日本における「ケア労働」の当たり前が変化するのではないか? それが私の手前勝手な仮説でなのである。

メンズ「の」メイクを布教したいのではない。メンズ「も」メイクする世界が広がっていくことを後押ししたい。

どんなメンズ美容企画に携わる時であっても、私の思いにブレはない。

年齢、性別問わず、美容に興味がある方もそうでない方も……たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです!

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