アイスを買いに行くと自己変革が起こる?
午前6時。
朝イチでアイスを買いに行った。
どうしても食べたかったわけではない。
コロナで欝々とする中、気分転換と運動のためにコンビニを目指したわけでもない。
「自己変革のため」だ。
Twitterで相互フォローして頂いている方のツイートに、
「自分を変革するための方法」の一つとして紹介されており興味を持った。
何かのメタファーかな?と思ってよく読んでみたが、文字通りの意味のようだ。
「朝イチでアイス買いに行って自己変革できるなんて、そんなそんな」
と今、思ったでしょう?
私も思った。
だから、実行してみることにしたのだ。
何かが起こるのか?
何かが変わるのか?
アイスを買いに行くだけで?
「いらっしゃいませー」
最寄りのコンビニに入る。
ぱっと見、いつもと同じ風景だ。
何気に、この時間にコンビニに来るのは初めてに近かったことに気づく。
これから出勤するであろう人々で、普段立ち寄る時間よりも客が多かった。
せっかくなので、ランチを調達することにする。
お気に入りのシャキレタと照り玉のサンドイッチをカゴに入れる。
さて、アイスはどうするか…。
やっぱり美味しさ安定の「M○W」(あんまり伏字になってないな)かなあ…。
などと思いながら冷凍のケースを覗き、私の目はあるアイスに釘付けになった。
なんだこれ…!
買うしかないじゃないか…!
昔からある定番アイスのうちの一つだ。
とはいえ、私自身はほとんど買ったことは無い。
今回だって、ただ今まで通りにそこにあったなら、
私はこのアイスには目もくれず、お気に入りのラインナップの中から選んだはずなのだ。
しかし、私の選択は捻じ曲げられた。
パッケージに、進撃のキャラクターが印刷されていた、ただそれだけで。
並んでいるのはサシャとジャン。
できればキャラを選びたい。
サシャもジャンも好きだけど、欲を言えばリヴァイがいい。
しかし、コロナウィルスへの対策が叫ばれる現状で、
下の方のアイスを掘り出すようなことはよろしくない。
一度手に取ったものは、マナーとして基本は買わねば…。
少し迷った末、私はジャンを選んだ。
するとどうだろう。
ジャンの下から、アルミンが現れたではないか…!
しかもこのセリフ…!
買うしかないのか、いやでも、2個も食べない。
いつかは食べるだろうけど、しばらく冷凍庫で眠ることになるだろう。
第一、2個買うなら、もう少し出せばハー○ンダッツが買えるじゃないか…。
どうする…?
逡巡して、結果私は、アルミンアイスもカゴに入れた。
(写真撮ってるからバレバレですが)
「ありがとうございましたー」
コンビニを後にしながら、私はコンテンツビジネスの凄まじい威力に思いをはせた。
パッケージにアルミンが印刷されていても、当然味が変わるわけではない。
なんならパッケージだし、開けたら捨ててしまうのだ。
にもかかわらず、数あるお気に入りを押しのけて購入に至らせるこの魔力。
しかも2つも。
私は所詮、ライトなファンなので2個で止められたが、
ディープなファンなら全種類買うだろう。
(写真を見てもお分かりのように、8種類以上あるようなのだ)
買うつもりはなかった、
今まで興味が無かった商品を買わせてしまう力。
コロナウィルスによって、世界の経済が大ダメージを受ける(受けている)ことは明らかだ。
日本の企業も、淘汰されたり、国際社会の中で競争力を失う産業も出てくるだろう。
でも、コンテンツビジネス(特にマンガとアニメ)においては、まだまだ日本は他国の追随を許す気配はない。
ポ○モン、マ○オのワールドワイドな人気はもちろん、国内だけを見ても、衣食住を削ってでも推しキャラに湯水のごとくお金を注ぐファンの例は枚挙にいとまがない(そのファン心理につけこんで、あまりにもアコギな売り方をしている場合はいただけないが)。
経済の落ち込み具合によっては生活に直接かかわるモノ以外の消費は低迷するかもしれないが、このコンテンツの力は強大だ。
迷っていたけど、やはり私は、できれば何かコンテンツを生み出すような副業ができたら…。
などと考えていて、はッと気づいた。
コンビニにアイス買いに行っただけで、なんか、いろいろ考えて将来の目標の再設定までしてる!!!
しかも、次に何を書こうか悩んでいたnoteの記事まで、こうして書けてしまった。
おそるべし朝イチアイスの威力。
もしご興味が湧いたなら、ぜひあなたもお試しあれ☆
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