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ワーキング妊婦な話⑧ 突如の出血の話


税理士をめざしながら働く30代主婦です。
夫の転勤を機に地方都市にやってきて、2年半がすぎました。
そして今は妊娠8ヶ月です(2022年10月現在)。

前回の、自宅安静中に転院した話はこちら↓

※この先出血の話があります。苦手な方は読まないでくださいね🙏

26週を迎えて、記録のために夫と毎週撮り溜めているお腹の写真を撮り、大きくなってるね〜と喜んでいました。
その晩は大好きなグラタンを食べ、お風呂もしっかり入り(長湯しすぎたのかな...)、ぐっすり寝ました💤

そして「いつもより長く寝たな〜」なんて呑気にトイレに向かう朝6:30。
何事もなく用を足し、「もう一眠りしよ〜😌」とベッドに向かおうとしたその時、

どぅるる、じゅわ、とお股が生暖かくなりました。

.......??
.......これは尿漏れではないぞ....
.......とすると、これは......

寝ぼけた頭ながらも、慌ててトイレにUターンしました。
すると、下着につけていたナプキンが!真っ赤!!!
そしてダラダラと便器に滴る真っ赤な液体.....🩸

.......?!警告出血が来てしまったー!!! と泣きそうになりました。

痛みが無いのに急に出血してくることもあります(警告出血)。警告出血は少量の出血が数回というパターンが多いのですが、「第1回目の警告出血がいきなり大出血」のこともあります。性器出血があった場合には、腹痛がなくても、すぐ産婦人科を受診してください。お腹が張る(子宮収縮がある)と出血しやすくなります。健診などで「前置胎盤の疑いがある」と言われている方は特に、またそのように言われていない方も、出血には注意してください。
公益社団法人 日本産婦人科学会HP


.......とにかくこのナプキンを替えて病院に行かなくては....!!
.......でも替えのナプキン、高い棚に置いてあって手が届かない....

◯◯ー!!(爆睡中の夫の名前)
◯◯ー!!
◯◯ー!!!
.......起きんか、そりゃそうだよな、昨日遅くまで仕事してたし.....しかし........

◯◯ー!!!!!!!

トイレで夫の名を叫びました。こんな日が来るとは。
ご近所さんに聞こえてないことを祈ります。
無事に起きて駆けつけてくれて、替えのナプキンを取ってくれました。
私だったら遠くから呼ばれただけでは絶対に起きられないので、本当に感謝です....。

そして救急車を呼ぶため119番に連絡しました。
(冷静に考えると、この選択が良かったのかどうかはわかりません。でも、診察の際に「救急車呼んで」と言われたし、出血してる中でタクシーを呼んで病院で手続きして...等は出来る自信がなかったので呼びました🚑)

すぐに向かってくれて、家に着くまでの間に電話口の方が症状などを聞いてくれました。
妊婦で、前置胎盤で、出血があって、という私の拙い説明でも、すぐにわかってくれました。
119番にかけてくる人は色々な症状の人がいるだろうに、すぐに対応できてすごいなあ...と、お股に血の温もりを感じているのにここでは何故か冷静な私。

そして面白かったのは夫です。
付き添いで救急車に乗るために寝ぼけた夫がまずやったのは、寝癖をとるためにドライヤーすることでした。
.......いやそれ今することじゃない😂
.......帽子被るとか他に手はあるでしょ😂
と心の中で笑いながらも、「もうそろそろ着きます」という電話口の方の言葉に、ドライヤーの音が響き渡る洗面所のドアを這いずりながら開け、「救急車、もう着くって!」と伝言しました。

そして急ピッチ(1.2分)で荷物の準備をしました。
いわゆる陣痛バッグは8割くらい準備ができていて、部屋の手に取りやすい場所に置いてあったのが功を奏しました。あとは母子手帳と保険証と携帯と財布を持つだけです。
前置胎盤と言われた方は、緊急入院になったとき用の荷物を早めにまとめて、手に取りやすい所に置いておくことを心からお勧めします。
この辺りの話はまた別の機会に。

そして救急車で病院に着くと、当直の先生と助産師さんが診てくれました。
そして検査も含めて入院することに....
血が出た時から予測はしていましたが、入院になっちゃったか....と少しがっかりする一方で、また出血があるかもしれないと思うと家にいるのも怖く、診ていただけることに安心もしました。

今までも自宅安静ではありましたが、家にいると、どうしても片付いていないものが目に入ったり、赤ちゃんを迎えるために綺麗にしなくては!と思ったりして、セカセカ動いてしまう自分もいたので、
入院期間は少しでも長く赤ちゃんがお腹の中で大きくなれるようにいつも以上にのんびりするぞ、と誓ったのでした。

入院生活中の話はまた次回。

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