アニメの語源 哲学的意義考察
アニメ、アニメーションなど馴染みが深いだろう。
アニメに対する偏見を持つ人もいる。だが、アニメは学術として大変貴重なものとなる。
アニメという三文字
アニメの語源は、魂や生命を意味するラテン語の「アニマ」が語源となっている。ここから、派生したのが生命を吹き込むという動詞「アニメイト」ここからアニメーションとなった。二次元のキャラクターに命が吹き込まれている。
哲学的な「アニマ」とは
アリストテレスの書にある「プシュケー」(ギリシア語)をラテン語に翻訳するときに「anima」と訳された。古代ギリシア文献などの研究・翻訳以外には、キリスト教の色が強い。
近代では、ユングが使った。
アリストテレス
アリストテレスは形而上学などの難しい哲学分野について研究している人でもある。当時の学者はいろいろな分野を専攻した。
命、心、霊魂に関する著作『霊魂論』がある。英語では「Of Life」(生命論)と訳されたり、ラテン語のまま「デ・アニマ」と訳されることもある。日本では『霊魂論』『心とは何か』『魂について』等に訳されたことがある。
大まかな内容は生き物(生命体)、五感、理性である。
※形而上学
世界の根本原理を探求する。これといって簡単に言葉に表すことは非所に困難な分野である。
ユング
・anima
男性の無意識的人格も女性的な側面を元型とした。男性がもつ女性的な心理学的性質がこれにあたる。男性の未発達のエロスでもある。
・animus
女性の無意識的人格の男性的な側。女性の有する未発達のロゴスでもある。
・エロス
愛、イデアの世界を志向する精神的な愛。
・ロゴス
「言葉」「論理」「真理」。
最後に
哲学は研究する人によってとらえ方が異なってくる。上の文章はあくまで言葉だが、意味としては相当深い。アニメといってもその語源にはしっかりとしたルーツがあり、かなりしっかりしている。そんなアニメ、命の吹き込まれているものに目を通してみてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?