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國學院短大に進学しようとした話

古典の先生

高校の授業で好きな授業の上位に古典がランクインする。それは、古典の授業を担当する先生が好きだからだ。その先生は、いろいろな大学に落ちて、一定の放浪記を過ごし、急にやる気になり青山学院大学に受かった。それゆえに専門は民俗学だった。その先生はセンター試験の作成側にもスカウトされたり、それこそ國學院短大での教授にならないかと呼ばれていた。だが、二つとも断ったそうだ。高校教師から大学教授になれる機会なんてあまりないのに勿体ないと今になって思う。そのおかげで古典のテストで学内一位にもなったことがある。


國學院短大を知る

古典の時間に先生は言っていた。

「國學院短大はチートができる」

実は國學院大學への編入合格率が100%なのである。辞退した人は、含まない。本学の方は、割と頭のいい大学だだから学歴ロンダリングを狙う学生も少なくはないそうだ。


ホテルでの大学説明会

「大学説明会に行くと500円の読書カードがもらえる」という話を聞き、駅前まで自転車をこいだ。そして、第一志望の大学の説明会も聞き、國學院短大の説明も聞きに行った。

第一志望の大学よりも、話が弾んだのは國學院短大の事務の人だった。狩野英孝が出身なこと、神木の前で結婚式が行われることなどいろいろ話した。その結果、そんなことよく知っているね、という話題になっていった。

そして、「特別指定校制学校推薦型選抜を君に挙げるよ。ほかの人が獲得しても僕に連絡してくれればあげるよ。」といわれ、謎に勝利を得た。

何という好待遇。しかも入ったら、日本文学について学べる。民俗学について学べる。自分の中で決心がつき先生に言ってみた。


先生からの助言

自分の現代文の授業を受け持っていた先生に呼ばれた。彼女は、中学の時の女友達の母親兼生徒指導部長である。

國學院短大から國學院大學へ優秀だから入ったと担任からは聞いていた。確かに優秀なのかなとは思った。その先生は僕が第一志望の大学に学力が足りていないと感じ、おじけずいたと思ったらしい。そんなわけはない。余計なお世話である。ここで彼女の編入体験談を聞くことになる。

彼女の編入学体験談

彼女は年齢的に相当前だが國學院短大に通っていた。そこから本学へ行ったらしいのだが、とても古文漢文のレベルが違ったそうだ。そこに苦労をしたという。

おわりに

今は哲学が好きなので、文学部哲学科に編入したい。しかし何をしたらいいだろうか。大学院に行くよりいいのかなあと思う。


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