これからもよろしくな 嵐さんへの想い
横浜銀蝿40thのアルバム「ぶっちぎりアゲイン」では、翔くん以外のメンバーが一曲づつ歌を歌っている楽曲がある。その中から今日は嵐さんが作詞し自らボーカルを担当している「これからもよろしくな」について書いてみたい。
嵐さんの歌には味がある。けして上手くはないが、声に温かみがあって味がある。弟の翔くんとはまったく違う声だが、甘い声のわりに男らしさが溢れていている。
そんな嵐さんの曲「これからもよろしくな」は80年代歌謡曲のようなイントロで始まる。吉川晃司あたりの曲にありそうなイントロだ。クレジットを見てみると作詞は嵐さん、作曲は水島康弘となっている。水島康弘さんは初めて聞く名前だったので調べてみると、過去に「親父」という曲を横浜銀蝿に提供していたことを知った。
仕事中、音楽を聞けない環境なので常になんらかの音楽が脳内で流れているのだが、ここ数日はこの「これからもよろしくな」が圧倒的に多く流れている。それだけこの曲のメロディーが頭に残るいいメロディーなんだと思うが、嵐さんのあの温かみのある優しい声も印象に残りやすい要因のひとつだと思う。
さて、この曲の歌詞であるが「この道でいいんだと信じてロックンロール」と横浜銀蝿をスタートさせた若かった「あの頃」を振り返っている。歌い出しからあの嵐さんの優しい声でほっとさせられる。
夢だけ追いかけ
走り出したあの頃
この道でいいんだと信じて
ロックンロール
振り向けばいつもの
おどけた仲間
ジルバにツイストモンキーダンス
ナンパのチャチャチャ
あの頃は毎日がハッピー
気分はいつでもアメリカン
愛してたあの娘は
サリーと呼んでいた
俺ジミー お互い呼び合い
出掛けよう 今度のサタデーナイト
いつも 1・2・3
とばしてRock'n Roll
だから 1・2・3
いかした40th year's
振り向き 気づけば 仲間の笑顔が
俺を 癒してくれるから
あの虹の向こうに
あると信じて
半端な気持ちじゃダメさ
わが道をゆけ
静かに 流れる時代
風がかたわらを過ぎてゆく
もがいてもすがっても
戻りはしないのさ
過ぎさる 風は 消えてく
それが 人生なのか
いつも 1・2・3
とばしてRock'n Roll
だから 1・2・3
いかした40th year's
見果てぬ 届かぬ 夢があるから
俺は また 走りつづけよう
いつも 1・2・3
とばしてRock'n Roll
だから 1・2・3
いかした40th year's
振り向き 気づけば 仲間の笑顔が
俺を 癒してくれるから
これからも よろしくな
恋人のことをサリーと呼び、自分のことはジミーと呼ばせていたのか。まだ嵐になる前の話かもしれない。とにかく嵐さんが若い頃の話だ。横浜銀蝿の夢を実現するために、ロックンロール一筋で闇雲に走り続け、そこにはいつも笑顔の仲間がいたという40年を振り返っている。
先日のコラムでも触れたが、歌詞の中に登場する「ジルバにツイストモンキーダンス」というフレーズは、横浜銀蝿の3枚目のアルバム「仏恥義理蹉䵷怒」に登場する「Party Night」からのフレーズだ。さらっとこういうことができるところが心に染みる。
嵐さんに対しては、やはり病魔に倒れた以降のことが気にかかる。今のライブではAtsushiがドラムを叩き、その横で嵐さんがなめるようにドラムを叩いている。現役時代を知るものとしては寂しい反面、そこまでして横浜銀蝿を守ってくれている姿勢に感服する。喋りも昔のようなトークはしなくなって、テレビやラジオに出てもあまり喋らなくなった。でも後ろにドシっと構えてくれてるリーダーとしての存在感は相変わらず。
横浜銀蝿が今でも存在するにはいくつもの理由が存在するが、嵐さんの「横浜銀蝿を守りたい」という固い意志があるのは間違いない。体調優れない中、これだけ横浜銀蝿のために動いてくれることには感謝しかない。翔くんがいなくなった間も必死に頑張ってくれた。嵐さんのいない横浜銀蝿なんて、もはや横浜銀蝿ではないから。
今回の横浜銀蝿40thのアルバムで嵐さんの歌に勇気をもらったファンも多いことだろう。今回の活動のメインテーマは当然Johnnyの復活であるが、嵐さんがまだドラムを叩き、歌を歌い、テレビやラジオに出てくれることにも意味があるのだと思う。嵐さんいなかったら、Johnny復活どころではないのだから。
だから、「これからも走り続ける」と歌ってくれているこの曲を聞いてると頼もしいリーダーだなと痛感させられる。本当に無理せず、できないことはAtsushiに任せて、とにかく元気でいてもらいたい。解散後には色々苦労もあったことだろう。けれど今「いかした40th years」と歌える嵐さんが素敵だ。
中学生だったあの時に、嵐さんのメッセージ本を読んでいろいろと勇気をもらったことは今でも感謝している。あの時の男気溢れたメッセージの数々は今でもはっきりと覚えている。青春時代のバイブルとして今もいい思い出となって残っているのだ。あの時から今だに理想のリーダー像は嵐さん一択である。
先日のインタビューで「もう横浜銀蝿は解散しない。死ぬまで横浜銀蝿をやりぬく」と語ってくれた嵐さん。そんな嵐さんがいる間は横浜銀蝿は不変だ。メンバーはもちろんファンも皆嵐さんについていきたいのだ。
嵐さん、こちらこそこれからもよろしくお願いします!
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