パーソナルカラリストが目指す「パーソナルカラーの存在しない世界」
こんにちは。yokohama-colorです。
パーソナルカラーについて、いろんな考え方がありますが、今日は私自身が感じるパーソナルカラーの意義について話そうと思います。
ものすごく簡単な言い方をすると、パーソナルカラーは概念というより、◯◯を◯◯するための「道具」そのものだと思います。
囚われの身になったカラー診断ジプシーたち
巷にはパーソナルカラー診断を繰り返す方がいるそうです。その目的は一体何なのでしょうか。
本人に直接確かめた事はありませんが、おそらく「こうありたいと思うパーソナルカラー」があるのではないでしょうか。
けれど、診断してみた結果、自分が思う「ありたい結果」ではなかった。どうもしっくりいかない。
だから自分が理想とするカラータイプになるまで、何度も診断者を変えてサービスを受け続けている。
そんなイメージがわきました。
もしそうなら、私はうらやましいです。
そんなにも確固とした自分への気持ちは、誰にでもあるものではないからです。
「そうなんだ!」と納得する、受け入れる。そうではなくて、自分を信じているから、結果が異なる場合は受け入れられない。
そこに強い意志を感じるんですね。
パーソナルカラーに「興味がない」に安心する
ご自身のパーソナルカラー自体に強い気持ちを持つ方がいる一方で、パーソナルカラー自体に興味がない方もいます。
おしゃれは好き、メイクも好き、自分を楽しむことも好き。
パーソナルカラー診断が今流行っているし、自分もカラータイプがわかれば楽しいと思うけれど、知らなくても全然平気。
そんな人もいますね。
こうした方を見かけると、私はひどく安心します。
なぜなら色そのものを気ままに楽しみ、自分と他者から見た自分と表現したい自分が、それぞれ存在していることを認めているような。そんな自由さを感じるからです。
人の中には、いろんな自分がいます。
自分で認識している自分、外から見た自分、自分の好きな自分、見られたくない自分。
そんなすべての自分が自分であると知っている状態。そんな状態でいる人が増えたらいいな。
それが私の目指したい世界です。
色は「首を絞める」ものではなく「自分を楽にする」もの
パーソナルカラーは、その人の個性と調和する、外から見た印象を良くする色ですが、これらの色は誰かを苦しめるものではありません。
誰かの何かを表現するために、誰かを少しだけ楽にさせるために、誰かを安心させるために。
目的を達成するための、使い勝手の良い道具なのです。
私たちは、この与えられた道具を賢く使って、自分たちが心地よく過ごせるように使っていけばいいだけです。
人は何かを見ているようで、見ていないし、見られていないようで見てくれています。
そんな中で、色を戦略的に、自分がメリットを得るように使っても良いのではないでしょうか。
楽しむだけが人生じゃありません。楽をしたり、得をしたり、高揚感を感じたり、あやふやな状態に身をひたしたり。
大きな声ではいえないけれど、きれいごと以外のシーンでも色は有効です。
楽しく、賢く、自分の人生を謳歌するためにいろんな場面でパーソナルカラーを使ってみてはどうでしょうか。
そうすればおのずとパーソナルカラー自体がなくなっていく。
そんな世界に最後に行き着いたらいいなぁと思うんです。
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